着物と茶道 日本の文化ブログ

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茶道稽古 8月(1回目)

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軸  【滝 直下三千丈】

花   宗旦槿 白・赤水引草 秋海棠

菓子  金魚(錦玉)上政製

稽古  盆点 和敬点 初炭 薄茶平点前

 

IMG_20200802_104758梅雨も明け、いよいよ夏本番。

茶道の稽古はいかように出来るだろうか・・・

今日から、私も浴衣です。

リビングと、茶室のエアコンを入れて、窓は開け、扇風機も回して、お稽古が出来ました。

ひと手間かかる熱湯での消毒も徹底出来てきているので、感染対策は万全です。

風炉には炭も使いますが、今までと変わらず、炭手前も出来ます。

こうして、お稽古が出来る事を幸せに感じて、参加して下さるので、私も嬉しいです。

コロナで、萎縮してしまいそうな生活ですが、しっかり感染対策をして工夫をしながら、お稽古を続けたいですね。

IMG_20200802_102826今日のお菓子は、夏には楽しみのお菓子【錦玉】です。
扱いは難しいですが、夏こそはのお菓子です。
美味しいでしたね。
画像では、金魚が見えないのが残念!!

 

 

IMG_20200803_233210長らくお世話になったハンドクリーナーが潰れてしまいました。

稽古中には、常に傍で活躍してくれたのでした。
お疲れ様でした。

新入りクリーナーです。
これから宜しくね!!

茶道稽古 7月(3回目)

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軸   【白珪尚可磨】

花   宗旦槿 白水引 赤水引

菓子  めざめ草(朝顔)香月製

稽古  初炭 千歳盆 盆点 行之行

 

この四連休、豪雨の予報でしたが、この辺りは、降り続く事もなく、今日も涼しい中での、お稽古が出来ました。
感染対策の為、エアコンを入れて、窓全開でお稽古をしているのですが、梅雨が明けたら、暑くなることだろうし、
どの様に対策がとれるでしょうか。
いよいよ扇風機にも参加して貰う事にしましょう。
今年は、新しい事にチャレンジの連続です。

 

IMG_20200726_183147段々、社中のキャリアが深まってきたので、難しいお点前が続くようになってきました。
午前は、四科伝のうちの【盆点】午後は、奥伝の【行之行】のお稽古を
しました。

手数も多く中々難しいですが、コツコツ、ノート整理しながら、
頑張りましょうね。

 

 

 

 

 

IMG_20200726_090002台子で使う為の土風炉の中の灰も作っておいたので、今日、初使いでした。

底には、火を治める願いを込めて、水の卦を表す記号、八卦の中の坎の卦を
書き添えました。

 

 

 

 

 

 

帰り、お二人が小雨の中、着物姿で傘をさして、坂を下りて行かれたのですが、とてもしっとりして美しい姿で、
思わず見とれてしまいました。

小雨の中の傘をさした着物後ろ姿が、こんなにも綺麗とは・・・
中々こんなシチュエーションは作れない。
自然体の美しさ・・・
カメラを手に持っていなかったのが残念!!!
私の脳裏の中だけに収めた一場面でした。

鎮痛薬

IMG_20200721_124839順調に着付け教室の夏休みをスタートさせていたのに、大失態を
してしまいました。

夕方の犬の散歩中に、かなり派手な転び方をしてしまったのです。

低い段を後ろ向きに降りようとしたところ、うまく着地出来ず、
よろけてしまい、数歩後ろに後ずさりして最後右ひじで受けて、
全身で寝転んでしまいました。

一緒に散歩していた夫が直ぐに、手を持って起こしてくれましたが、私の両足は震えて、暫く動けませんでした。
その後、近くの公園で休んだ後、歩けそうになったので、歩いて
帰宅しました。
右ひじは酷くすりむいて真っ赤になっていましたが、何より、人工股関節のはいっている両足の事が心配でした。

夜になってきたら、心配していた右足が痛くて歩けなくなってきました。
久しぶりに杖を使って家の中を歩くも、酷く擦りむいた右肘を含め、あちこちが痛くて辛い。
早くに寝てみても、あちこち痛くて目が覚めてしまう。
足骨にひびが入っていないか、段々と心配になってきました。

昨朝、かかりつけの大阪の股関節専門病院に電話して、見て貰えることになりました。
レントゲン撮影から、足も、痛みの酷い右肩も、骨には異常なし、という診断をして頂き、胸を撫で下ろしました。
筋を痛めているから、完治には3~4週間かかるだろう、と言われて、その点においては、諦めの境地で帰って
きました。

「この、湿布はよく効くからね・・・」とは言われたものの、軽く捉えていた私は、今朝起きて、杖無しで歩ける事に驚き!!!
下にしゃがんでも、両足使いならいつもの様に直ぐに立てる。
今出来ないのは、階段の昇降が、一歩ずつしか出来ない点だけ。

単に湿布と思っていたのに、一晩貼付しただけで、かなりの効果・・・

調べてみました。

【ロコアテープ】

最強の鎮痛薬のようです。
《一日、2枚以上の貼付は禁止》と大きく記載されています。

3~4週間経たなくても完治しそうに思えてきました。

冷静になって考えてみたら、
車が来なくてよかった。
夏休み中でよかった。
何より、大事に至らなくて良かった。

コロナや熱中症以外にも気を付けねばならない事が増えてしまいました。
暫く、右足と右肩のリハビリの日々を過ごします。

 

着付け教室の網戸修理

61tAR0YAjRL._AC_UL320_今日は、川西能勢口にある着付け教室の、網戸の修理をして
きました。

大きく破れているものが、2枚あって、特に今年はコロナの関係で換気を義務付けられているので、その破れが気になっていました。

網は、以前に我が家で修理した時の余りが残っていたので、
行方不明になった網戸修理専用道具だけを買い込み、
出掛けました。

夫と二人三脚で、小さいほうを1枚仕上げ、大きい方は寸法的に無理だろうと諦めたものの、都合よく、上下半分ずつに分かれていたので、畳の上に寝かせてみると、何と丁度の寸法。

 

これで2枚修理完成、と喜んだのも束の間、建物が古くなってきているので、ねじくぎが使えなくなってきていて、
急遽、近くのロイヤルホームセンターに車を走らせ、ねじくぎの吟味。
こうなると、私にはとても手に負えない場面になってきます。

又、なんと一言で【くぎ】といっても、種類の多さに驚き

ついでに、障子の修理もして、直ぐに終わるつもりが、何と3時間あまり掛かりました。

着付け教室の休憩時間中に出来るかな・・・と思っていましたが、家庭用の網戸とは勝手が違い、何の何のとても
私一人では無理でした。

ひと時、夫の傍で、DIYを体験してきました。

これで、二学期が安心して迎えられます。

 

世界遺産 元離宮二条城 二の丸御殿

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今週から、着付け教室も予定通り、夏休みに入りました。

1601年徳川家康が、天皇家の守護の為に築城し、1867年最後の徳川将軍慶喜によって大政奉還がなされた、
二条城二の丸御殿黒書院三の間の、お部屋の中に入っての障壁画が見られる催しが、昨日から始まっています。
いつも京都に行くと、広い敷地の二条城の前を通り過ぎるばかりで、一度行ってみたい、と思っていたので、この機会に足を運びました。
東京・大阪とコロナ感染者が増えてきている中、不安が無くはなかったのですが、8時の開館前に駐車場に着くと、
まだ2台目。

外国人の観光客も全く途絶えていて、日本人客も広い敷地の中、歩いている人は僅か。

二の丸御殿のオープンまで、しっかり雨に濡れたお庭の散策をしました。

この時期なので、咲いている花は何も無かったのですが、立派な松を中心にした庭園の他に、梅の通り、桜の通り、
椿の通りがあり、茂った葉っぱに、それぞれの季節を思い起こしながら散策してきました。

IMG_20200716_193808いよいよ、御殿に入場。

二の丸御殿は6棟の建物からなり、江戸初期に完成した住宅様式である
書院作りの代表例として日本建築史上重要な遺構です。
江戸城、大阪城、名古屋城の御殿が失われた今日、国内の城郭に残る唯一の
御殿群として、国宝に指定され、1994年には、ユネスコ世界文化遺産にも登録されました。
内部は、日本絵画史上最大の画派である狩野派による障壁画と多彩な欄間彫刻や飾り金具によって装飾されており、将軍の御殿にふさわしい、絢爛豪華な
空間となっています。(パンフより)

 

 

 

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来殿者が控える遠侍の間の壁画は獰猛な虎に壮大な竹との
空間からは徳川家の権力の大きさを実感させます。

 

 

 

 

134075式台の間から続く、大広間は、将軍と大名や公卿衆との公式の
対面所です。又、大政奉還が表明されたところでもあります。
荘厳な松の障壁がが施されていて、天井画も変わりました。

 

 

 

 

IMG_20200716_193504本日、本命の黒書院三の間まで進んできました。

当時は、小広間と言われたようで、大広間同様、一の間・二の間が、将軍と公家や大名が対面した場所で、三の間は控えの場所で
あったようです。

障壁画は長押の上と下で主題が分かれ、長押のしたは、松を中心に夏から冬へと移り変わる季節の景色が、上は松の林立する浜辺が
描かれている。
しばし、私もここに座り、当時を創造しておりました。

 

485uqo48uq8u-620x217一番奥まった場所が将軍の居間と寝室であったと考えられる、
という事で水墨画に包まれる落ち着いた印象のお部屋でした。

 

 

IMG_20200716_192722廊下も広く、それぞれのお部屋の中の障壁画だけではなく、廊下の天井まで
唐花紋様が描かれています。

天井画は建造当時のもので、牡丹唐草の地紋、中央に唐草紋様を、周囲に4つの丸を配し、向かい合う2つの丸には、同じ意匠の唐花紋様が描かれています。

 

 

 

 

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内部の見学の後、清流園にある茶房「和楽庵」でゆっくりと景色を愛でながら、お煎茶を頂きました。ここでは、鳥獣戯画の器でした。

 

 

 

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今回、思い切って、京都に来てみて、外国人観光客がいない今が、穴場になってきたな・・・と思う事と、折角近くに住んでいるのだから、こういうゆったりした歴史上の場所を、もっと訪れたいな・・・と思いながら帰宅してまいりました。

茶道稽古7月(2回目)

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軸  【清流無間断】

花   宗旦槿 桔梗 ねじ花

菓子  団扇(福助堂製)

稽古  盆香合 初炭 盆点 和巾点 千歳盆

 

IMG_20200712_104242雨が続いている毎日ですが、このところ、茶道稽古日には雨が降らず助かります。

先週に引き続き、今日も四科伝の内容を中心にお稽古をしました。

盆点と、和巾と両方を見られた方もあって、頭がきちんと回っていける事が、進歩の表れ、私も頑張らねばです。

一番新しい坂口さんも、今日から炭手前デビューで、難しかったと思いますが、一歩ずつチャレンジしていきましょうね。

 

 

IMG_20200712_134137今日も、浴衣で参加の方がありました。

コーディネートも段々上手になって来られて、見る側も楽しいです。

今のところ、涼しい夏なので、是非、浴衣着付けの経験も積み重ねて下さいね。

今夏は、感染対策の為にエアコンを付けての窓・襖共に開けてのお稽古風景ですが、自然でいいですね。

中之島 香雪美術館

IMG_20200710_213809朝日新聞社の創業者である村山龍平さんが収集されたコレクションの中から、茶事に用いられた茶道具や、浮世絵の展示でした。

2012年にオープンしたフェスティバルタワーの中にあって「中之島香雪
美術館」として、新たな「市中の山居」を目的として2018年に創設された
ところです。

神戸市御影にある香雪美術館開館45週年を記念して、本館に次ぐ、2館目の
美術館としてオープンされたそうです。

今日は、平日という事もあって、会場内は空いていて安心して、
2時間近く掛けて見せて頂きました。

 

 

IMG_20200710_204742かつて若い頃に、着付け学院で着物ショーなどを行ったフェスティバルホールも新しくなって、このタワーの中にあると
いう事でしたが、今回は、美術館だけの訪問で帰って来ました。

コロナ感染も又少し広がって来ているという事で、一抹の不安はありましたが、7月12日までが、浮世絵の展示という事だったので、雨も少し降って
いましたが、思い切って出掛けてきました。

電車に乗るのも、半年ぶり、いつも使用している布製マスクから、不織布
マスクに変えて、少し緊張気味で出掛けましたが、帰宅後かなり疲れていて、お昼寝時間が長くなってしまいました。

 

 

 

 

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中国では南宋時代の梅花天目をはじめ、朝鮮の井戸茶碗、国産では鎌倉時代
から、室町に掛けて、又江戸時代に作られたものなどの展示でしたが、日本の美術品が海外に流れる事を憂いた実力家が収集されたものを、現代の私達が
見せて頂く事が出来て有難い事です。

大ぶりの茶道具が印象的でしたが、今回は、滅多に見られない
浮世絵を見ることも私の目的の一つでした。

勝川春章さん作【三都美人図】は、戦前の美術専門誌に掲載されて以降、百年以上表に登場したことが無く、その出現が望まれたいた作品だそうですが、
軸に描かれた浮世絵は、本当にうっとりする美しいものでした。

 

 

 

又、御影にある、藪内流家元の茶室「燕庵」を忠実に写した、明治44年建築「玄庵」のレプリカも設置されていて、壁を取り除き、茶室内部が見える仕組みにしてありました。

薮内家では、伝来の茶室「燕庵」を写して建てることは相伝を得た人だけが許される定めになっており、村山邸に燕庵写しが建てられたのは破格の扱いだったそうです。

茶道稽古 7月(1回目)

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軸          【竹 葉々起清風】

花   祇園守り 桔梗 ねじ花白・ピンク 矢筈芒

菓子  笹時雨(上政製)

 

茶道稽古を再開してから、毎週どなたかが着物で参加して下さるのですが、今日も北村さんが、浴衣で来られました。
前回の着付け教室でしっかり帯結びを練習されていたので、ばっちりです。
やはり、着物姿でのお点前は綺麗です。

今日のお菓子は、上政さんの大きな笹で包まれた【笹時雨】
最高の笹の香りと、お口に入れたときの外郎風のお餅の触感が何とも言えないほど、幸せを感じます。
1年に一度、この時期には、必ず食したい物の一つです。

お稽古は、四科伝の中でも高度な科目【盆点】をして頂きましたが、北村さん・井村さんは全くの初めてでした。
でも、初めてとは、思えない程、袱紗捌きなど、何とか出来て、成長を感じさせて頂きました。
記録帳を見て、初めてだと私が気付き驚いた程でした。

月に、1度しか来れない大壁さんも、少しずつでも成長されてこられていて、楽しみです。
このまま頑張りましょう。
今朝珍しく、白のねじ花が咲いていたので、床花にしましたが、後で調べてみたら、稀にしか見られない色だそうで、貴重な体験でした。
ちなみに、7月4日の誕生花が、《ねじ花》だったそうです。

 

着付け教室の換気

IMG_20200709_093203今日は、朝に来られている原田さんが、自宅で余っている2台の扇風機を持ってきて下さり、ボディーも1台増やし、
騒然とした中でのお稽古の雰囲気となりましたが、扇風機6台と
サーキュレーター2台のフル回転は、換気の点に
おいて、非常に安心材料になりました。

勿論、例年通りエアコンを付け、換気扇2台も回しながら、可能なところは窓を開けてのお稽古状況ですが、
蜜を感じないで済む形が作れて、非常に安心致しました。

2人に1台当たりのボディーと扇風機が有り、暫くは、お相手の
身体を使っての着付け練習は避け、帯結びの練習を
中心にやっていきたいと思います。

私だけは、着物を着ておりますが、他の指導者は今夏は洋服で指導して頂く体制で、皆さん、暑さでの熱気が籠る事も少なく出来たように思います。

取りあえず、withコロナとしての夏対策はOKではないかと思っております。

皆さんにお揃いでプレゼントした布製マスク、是非使って下さいね。
とても涼しいですよ。

7月16日からは、又予定通りの夏休みに入りますが、その後も、秋に掛け、その時々に応じて
試行錯誤しながら、しっかり感染対策をして、運営をしていきたいと思っております。

茶道稽古 6月(3回目)

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軸   【竹 葉々起清風】

花    山アジサイ シラサギカヤツリソウ 白式部

菓子   アマビエ 雨の実

稽古   初炭 後炭 薄茶 濃茶 色紙点 茶箱花点前 千歳盆

 

梅雨真っ只中、夜中の雨の様子から、心配をしましたが、ほぼほぼ皆さん、雨に合わずに来られました。

感染対策をしてのお稽古も、少し慣れてきて、心配が少なくなりました。

今日は、井村さんが浴衣で来られましたが、この季節、浴衣はぴったりですね。

今年は、コロナの為に行事があまりないと思うので、是非に、お稽古には、浴衣を着てお越しくださいね。

 

IMG_20200628_111713 IMG_20200628_115521今日の、お菓子も初回に食べていない方の為に、愛くるしいアマビエさんも準備しました。

《雨の実》という菓名の青梅も、とてもリアルで、ぴちぴちしていました。

 

 

 

 

 

 

IMG_20200628_111735今日は、換気の為、窓を開けてエアコンを入れていた為に、エアコンが嫌いなアミが私の膝に何度も乗ってきて、少しばかりお稽古の邪魔になりましが、いつも社中の人達は大目に見て下さるので、茶室は、自分の部屋だと勘違いしている彼女は、勝手な行動が許されています。
最近は、大人になったので、あまりお菓子を奪わなくなったので、まあいいか・・・です。

今月は、自粛明けで、基本のお稽古を中心にやってきましたが、来月は四科伝に入りますよ。
頑張りましょう。