着物と茶道 日本の文化ブログ

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茶道稽古 2月(2回目)

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軸   【紅炉一点雪】

花   黄梅 加賀八朔

菓子  桃の花(福助堂製)

稽古  唐物 初炭 向切濃茶 卯の花 盆略

 

今日は、雨模様の中のお稽古でした。

例年なら、軸の語のごとく、真っ赤に燃え盛る炉のイメージで少しでも暖を感じる事が出来る、季節を味わう事が
出来る時期なのですが、あいにく、暖かな、一滴の雨の日になりました。

昨年購入した、黄梅が、大きくなり、きちんと枝垂れて、沢山蕾も付けてくれました。
「黄梅」は初春立春〔2月4日ごろ〕から啓蟄の前の日〔3月5日ごろ〕まで)の語とされているそうです。
冬の寒い時に、黄色の花は温かみがあってほっとします。

久しぶりに求めた、福助堂の練り切りの上菓子も、お口の中で、フワット美味しさが広がるようでした。

又今日も、前回同様、四科伝の唐物と特殊な向切を中心のお稽古をしました。

 

福寿草

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今日は、午前中、茶道の研究会があり、【初炭】【茶通箱付花月】の勉強をしてきました。

若手の先生で、細か過ぎる位細かい指導でしたが、とても分かり易くもありました。

引次の資格を貰われた方の淡交会入会手続きもして、お預かりしていた大切な書類を提出でき、
安心して帰宅してきました。

帰宅後、暖かだったので、庭の手入れに出てみたら、福寿草が一輪咲いていました。

いつもは冬の寒さが一段落する頃、でもまだまだ寒さの残る中咲き始めるので、まっ黄色の鮮やかな花に春が感じられ、ほっとする気持ちになるのですが、今年は、暖冬のお陰で、厳しい寒さは感じないまま、この鮮やかな色に会える事になりました。

冬の寒さの中、この鮮やかな色の一輪は、慰めになります。

もう一、二輪は咲いてくれるでしょうか。

これからの季節、少しずつ、春の花が咲いてくれるのが楽しみです。

日のあたる窓の障子や福寿草  永井荷風

男性着付け練習

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先週に引き続き、本日も朝のクラス3人組は男性着付けの練習でした。

年齢も、体格もあまり変わらない3人さんは、写真を撮ってもばっちり揃いますね。
格好良い男性になれました。

2週続けてお稽古をすると、男性着付けも上手になれましたね。

中々、この装いは、経験出来ないので、記念にしてください。

淡交会京都支部 初茶会

今日は、朝からお天気で気持ちのいい一日でした。

S__74440721淡交会京都支部での初茶会に、井村さんと坂口さんと一緒に出掛けて来ました。

阪神支部所属の私にとっては、京都支部での初茶会は始めてでしたが、暖かく迎えて頂けたお茶会でした。

数日前からの天気予報で、今日だけ晴れということが分かって
いたので、3人で着物で行く事にしていました。
会場を見渡しても、三分の二位の方がお着物での参加で、初茶会に相応しい華やかな文様のお着物が沢山見受けられました。

 

お昼位の到着にしたので、まずお得意のコース設定で点心席から回りました。

105868p10000029[1]京料理【たん熊】さんのお弁当で、一つずつのお味がとても優しく、食べきれるか心配するほどの量でしたが、完食出来ました。

始めて頂くお店でしたが、帰宅後調べてみると、高級料理店でした。
さすが、京都と思える上品なお味のお弁当でした。

(写真は、たん熊北店でのランチ料理)

 

 

S__74448902濃茶席では、二席ほど待つ事になりましたが、時間が掛かった理由が入席
してから判明しました。
新型コロナウイルスの流行から、3~5人一緒に頂くべし濃茶が、1人ずつの茶碗で提供されたからでした。

軸は、お正月らしい【松寿千年翠】 淡淡斎

面白い枝ぶりにしっかりつぼみのついた紅梅と、白玉椿が、どっしりした竹の花入れに入っていました。

 

 

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菓子は、大きなゴボウが挟まれた、花びら餅でした。(千本玉寿軒製)
しっかり伸びる柔らかいお餅でした。

 

始めて、京都での初茶会に参加させて頂いたのに、失態をしてしまって、何と正客席に座ってしまたのです。

席主さんに、「お正客様」とお声を掛けられて始めて気が付き、既にその場を逃げる事は無理、と覚悟を決め、今の自分に出来るだけのご挨拶をさせて頂き、何とかその場をしのぎました。

慣れていない事を察して下さってか、席主さんに優しく包み込んで頂き、何とか席を終わらせる事ができ、ほっとした次第です。

今日は、予告も無しに突然やってきた正客の経験が、私にとっての一番の勉強になりました。

 

c515ca192f0c941f66eee8196f028a18[1]又、待ち時間に館内を散策して、茶室を見つけました。

京都美術クラブ内にある茶室で、この茶室をお借りする事の可能のようですが、今回は、400人からのお客様だから、当然、広間での接待になるわけですね。

 

 

 

S__74448898続いての薄茶席は、立礼でした。
最近は、足の痛みの事を考えて下さってか、茶席も立礼席が増えて来ました。

福席では、とても珍しいお花が入っていて、【にわとこ】と
【ヒマラヤ雪ノ下】だそうです。

 

 

 

 

 

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菓子は、老松製のきんとん【雪餅】でした。

薄く載せられたきんとんが、口の中でフワッと溶ける様で、本当に雪が解ける感覚でした。
帰り道、暫く、余韻が口の中に残っていました。

茶道稽古 2月(1回目)

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軸    【暗香浮動月黄昏】 西部文浄

花     鶯神楽 加賀八朔 加茂本阿弥

菓子    お多福 紅梅(香月製)

稽古    唐物 初炭 茶箱卯の花 向切後炭 薄茶 濃茶 盆点

 

明日の節分を控え、【お多福】のお菓子の準備が出来ました。
可愛くて、又美味しい、上用菓子でした。

 

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午前中は、四科伝の【唐物】を中心にお稽古し、午後は、八炉の内、代表的な【向切】をしました。

八畳から、二畳の部屋に設えを変更して、利休さんが追及された小間の雰囲気を楽しみました。

今日は、体調を崩され、お休みの方もありましたが、2回分のお稽古をして
帰られた方もありましたので、結構次々とお稽古が続きました。

集中力を切らさず、よく頑張りました。

今年も鶯神楽が咲き始めて、椿を引き締めてくれました。
最後のお稽古の方に持ち帰って頂きました。
お家で、暫く楽しんで下さいね。

初釜

CIMG5581快晴の中、皆さん元気で初釜を迎えられました。

私が茶道を指導するようになって、25年(阪神大震災の年からです)、毎年色々な形での初釜を施行してきましたが、今年は、まだ少し難しいかな・・・と思えた七事式を、くじで担当を決める、という趣向で、皆でとても楽しく過ごす事が出来ました。
それだけ、皆の力が付いてきている、という事も実感しました。

朝もゆっくりの集合で、帯を結び合う人は少し早めに集まり、綺麗に着てきた姿を見ると、思わず撮影会から始まり、既に盛り上がっています。
茶道に入る前から、それぞれの綺麗な姿に称賛!!!!!
女心全開です!!!

 

CIMG5576いざ・・・茶室に出陣です。

皆で、準備から始め、お床へのご挨拶の後、ワクワクのくじ引き。
年末に練習してきた、二つの花月(炭付き花月&濃茶付き花月)のどちらに参加するかがこの場で決まり、とりあえず、チームが出来ました。

 

 

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さてさて、炭付き花月の開始です。
花月は、全て、折据を使って役を決めるので、皆、楽しみとドキドキが同時に交差します。
何と何と、亭主と炭手前をする大役が、普段一番練習量の少ない、大壁さんに当たりました。
着物大好きで、素敵な色留袖で参加されたほど、今日は力が入っていたので、神様が与えて下さったのでしょう。
先輩たちを前に、緊張の中、よく頑張りました。

 

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二部は、選手交代で、濃茶付きを、同じく4名でして頂きました。
こちらのチームも、一番若手の森田さんが、主役の濃茶点前が当たり、落ち着いて活躍されました。

 

CIMG5609朝から、北村さんと帯を結び合い、初釜の雰囲気も華やかになり、とても素敵です。
お二人にとっては、着付けの成果を出す場面にもなり、私の手は殆ど出すことはなく、綺麗に結べた結果が、最高でした。
お点前をするも、お茶を頂くも、全てが、一座中での折据で決まるのですが、この一座でも、一番年配のよし子さんは、動く事無く、お客様で終始していました。
これも、神様からの、ゆっくりしていいよ・・・のメッセージのようで、不思議な一日でした。

 

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二つの花月終了後、リラックスして、皆で一緒にお食事を頂きました。
今回も「幸寿司」さんからの出前で、本当に美味しいです。
私の食欲も戻っていたので、この皆と頂く食事が、新年の食べ始めのようでした。

 

CIMG5675昨年7月に申請していた、谷畑さんと梶さんの奥伝の許状が、ようやく年始に届いたので、こちらも社中全員に祝って貰いながらの授与が出来ました。
これからも、後輩の模範になれるよう、お稽古頑張っていきましょうね。

中々届かない事に、昨秋はやきもきしましたが、こうして初釜の席でお渡し出来た事も、逆にとてもよかったです。

今日は、坂口さんだけがお休みで、時間を共有出来なかった事が残念でしたが、出席者全員でゆっくりした中で、楽しめて、有意義な一日を送る事が出来ました。
私の気持ちもアップしてきました。
子年に相応しく、ささやかでも、自分の中に、何かを育てていきましょうね。

2020年 子歳の幕開け

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今年も変わらず、有馬で新年を迎えました。

年末に風邪を引いてしまい、フラフラながら、有馬温泉へ行って来ました。
いつも到着次第、街中を歩くのですが、犬の散歩で鍛えているはずの足も重く、数日寝込んだだけでこんなに弱るのか・・・と落胆してしまいました。

食欲もあまり無く、温泉にも一度しか入れない年越しでしたが、キャンセルせず、来れただけ、よかったかな・・・と思い、折角準備して頂いているイベントには参加してきました。

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今回のカウントダウンの為のアカペラグループは、男性チーム【 ザビエルズ】でした。
迫力のある演奏で踊りと個性あるMCを加え、一緒に新年の幕開けをシャンパンで祝いました。
私は、ジュースでしたが。

元旦には、鏡開きとお餅つきと、新年のスタートを楽しませて頂き、ゆっくり帰宅して来ました。

有馬は大好きな温泉街なので、又体調を整えて行きたいな~~

茶道稽古 12月(2回目)

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軸 【帰去来】

花  曙椿 白山吹

菓子 落ち葉拾い(香月製)

稽古 炭付き花月 濃茶付き花月 壺紐結び

 

今日も、10時に5人揃って、花月のお稽古をしました。
5人揃って集合すると、それだけで、何だか楽しそうで、皆さん意気揚々です。

しかし、中々5人が揃って動く事は、難しく、完璧には出来ないのですが、先週に続いての方も2名あり時間短縮も出来ました。
きちんとお勉強して来て下さった方もあり、今日はかなりスムーズに進みました。
もう一歩です。
壺紐結びも熱心に練習して下さる方もあり、安心致しました。

次回も、初釜に向けて頑張りましょう。

 

今日の菓子は香月製の《こなし》でした。
栗餡で美味しいでしたが、いつも頂く練り切りとは少し違う、と気付き調べてみました。

練り切りは白あんに求肥などのつなぎを加えて作るもの。

こなしは、求肥ではなく小麦粉を混ぜた和菓子です。

作り方としては、白あんに小麦粉を混ぜて蒸し、それをまとめます。

そこにシロップを加えて固さを調整し、揉みこなしていくのですが、この揉みこなす作業から「こなし」という名前がつくようになりました。

複雑な工程があることから、こなしは練り切りよりも手間がかかり作ることが難しいと言われていますが、粘り気の
少ないさっぱりとした味わいをしています。

こなしを立派に作ることができてこそ、一人前の和菓子職人と言われるほど。

いわゆる、和菓子職人にとっての登竜門とでも言うべき存在でしょう。

茶道稽古 12月(1回目)

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軸  【開門多落葉】

花   絞り西王母 紅葉

菓子  銀杏(福助堂製)

稽古  炭付き花月 濃茶付き花月 茶箱月点前 壺飾り紐

 

 

とても、綺麗に紅葉したもみじを、近くの公園で、一枝貰ってきました。
本当に綺麗な色です。

又、猪年も後1か月になり、可愛らしい猪香合も出してきました。
12年後まで会えないので、しっかり拝見しておきました。

今日は、初釜に向けて、全員10時集合で、花月の稽古を何と、3回出来ました。
いつも、花月の稽古では、皆さん疲れ切ってしまうので、2回練習した後、お楽しみの休憩を取り、
3回目も頑張りました。
花月は、何度しても、難しい・・・
私も、途中で、混乱してしまう程なのですが、全員の蓄積が増えてくると、その合同の力で運びがスムーズになるはずです。

頑張りましょう!!!

茶道稽古 11月(3回目)

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軸  【良寛さんと童子】【炊くほどは、風が持て来る落ち葉かな】

花  絞り西王母 ヤマボウシ

菓子 紅葉(福助堂製)

稽古 行之行台子 濃茶 台子での初炭 茶箱花 茶箱和敬点

 

IMG_20191124_110302ヤマボウシの照葉が例年になく、とても綺麗でした。
先週と同じく、絞り西王母と合わせてみました。

久しぶりに、杉棚を使ってのお稽古に、3本柱扱いの事も、思い出して頂きました。

着物を着るにも相応しい季節になってきたので、今日は、3人の方が着物でのお稽古でした。
やはり、足取り、袂さばき、綺麗なお点前が、より一層引き立ちますね。
茶道のお稽古と共に、着付けのお稽古も出来て、一石二鳥ですね。

福助堂さんのお菓子も、黄身餡が上品で、とても美味しいでした。

次回もお楽しみに!!!