着物と茶道 日本の文化ブログ

カテゴリー別アーカイブ: 着付けと茶道ブログ

淡交会 初釜

DSC_0834th0JL3QPL3                                   爪紅台子

12[1]                                松の雪(叶匠寿庵製)

 

7341acb4[1]                           高麗卓

 

今日は、淡交会東支部の初釜が、大阪美術クラブで催されたので、北村さん・井村さん・森田さんの4人で
参加してきました。

濃い茶席では、珍しく【爪紅台子】というお棚を使っての重ね茶碗で、茶席で写真は撮れないので、ネットから
引用させて頂きましたが、勉強になりました。

菓子は、珍しく叶匠寿庵製のきんとん【松の雪】でしたが、大き目で、糖分控えめな上品なものでした。

濃茶席に案内されてから、濃茶が頂ける事を楽しみにしておりましたが、少々硬めのお茶で、あまり量は
頂けませんでしたが、水屋での準備がいかに難しいかを、感じた次第でした。
最後のお席でもあったので、お世話係の方々も既に疲れ切っていらっしゃた事でしょう。

引き続きの薄茶席では、鶴屋八幡製のお干菓子2種【ねじり梅・干支】で、美味しいお茶を頂きました。
棚、お正月にはよく使われる、高麗卓にしめ飾りのしてあるもので、水指が【ぶりぶり形】で、これも
貴重な物を見せて頂けました。

今日は、4人で、茶道の勉強のスタートでした。

新学期

IMG_0019

IMG_0063

IMG_0035

IMG_0067

成人式が終わり、私達着付け師にとっては、ようやくお正月がきたような気持ちです。

9日に、美容師さんを除く、18名のスタッフが我が家に集まり、成人式着付けの練習をして迎えた成人の日でしたが、大きな問題もなく、一番大所帯の鈴乃屋大阪店を始め、7か所の美容院、いずれの会場も、無事に終わらせる事が
出来たようで、ほっとしています。

お嬢様達にとっては、記念すべき、一生に一度の成人の日なので、喜んで頂ける事を目標に、皆スタッフ一同
頑張るのですが、スタッフも満身のサービスを心掛けてお仕事させて頂くので、終了後は満足感と疲労感とが
同居してしまいます。

本当にお疲れ様でした。

今年振袖デビューした美容師さんを含め、スタッフ全員が少しずつ技術向上している姿に、私自身は喜びを感じます。

これからの1年も、前を向いて頑張りましょうね。

着付けの仕事に関わらない生徒さんも、14日からの新学期でお待ちしていますね。

初詣と正月飾り

DSC_0791

DSC_0793

多田神社にお参りに行ってきました。

曙、貴乃花が横綱時代に、植樹された木がだいぶ大きくなっていましたが、その側に、大木があるので、
まだまだですね。


DSC_0803

今年の茶室の床飾りは、打ち出の小槌と海老にしました。

 

DSC_0794

今年も親戚に柳を頂きに行けたので、結び柳で飾れました。

 

2016年の始まり

DSC_0773

皆さん、新年明けましておめでとうございます

【元正啓祚 万物咸新】
がんしょうけいそ ばんぶつかんしん

正月元旦が、幸いを開き、全てが新しくなりました

年2回、菩提寺である加古川のお寺さんから、機関紙が届くのですが、平成28年のお正月に向けての御言葉として添えられていました。

禅語として、茶掛けにも使われるようですが、私の胸にも響き渡りました。

一年々々、誰にも負けず劣らず着実に年を重ねておりますが、還暦を迎えてからは一段と深く感じてしまいます。

昨年までの事は、あくまでも経験として私自身の身体に残し、一年の始まりに心新たにスタートを切りたい、と思った次第です。

皆さん、今年も共に、お稽古に、仕事に体に気を付けて頑張りましょうね。

一年の締めくくり

DSC_0769.JPG DSC_0770.JPG DSC_0775.JPG DSC_0777.JPG

この一年も無事に終える事ができ、今年も大晦日は、有馬温泉で過ごし、元旦を迎えました。

いつも、愛猫を残しての外泊は、後ろ髪を引かれるのですが、この恒例行事だけは、割り切って出掛けます。

ホテルの方でも、年越しの為のイベントを色々考えて下さっているのですが、近年、アカペラでのコンサートが行われています。
8時半とカウントダウンの為の11時半と2回予定されていたのですが、2回目に、紅白歌合戦の途中で、ロビーに降りてみたら、着物姿でライブをされているではないですか。
思わず、カメラを取りに部屋に帰り、遠くからになりましたが、写す事が出来ました。
ドレスの時とは、しぐさも優しく、雰囲気もころっと変り、新鮮でしたよ~。

私にとっては、毎年こちらで、アカペラを聞かせて頂いておりますが、何度聞いても声だけで、演奏全てが出来ている形が、不思議です。
常に、全員が声・音を出してようで、かなりのエネルギーを消耗しているのでは、と思いますが。

年間通して、忙しく活動をされているグループ《キューティー ハニィー》さん
また、来年も楽しみにしていますよ。

個性的な帯

DSC_0757

 

今日は、鳥の羽根をモチーフにした、個性的な帯を使ってのお着付けをしました。

着付けながら、お話しを聞いていましたら、在大阪ロシア連邦総領事館でのオペラ演奏会に、めい御さんが
出演されるので、聞きに行かれるんだそうです。

オペラ演奏会にお着物で、という事も珍しいお話でしたが、ロシア領事館に行かれる、というお話も

初めて聞いた事でした。

30年振りと言われるお着物姿を、お客様も喜んで下さって、お写真に残されたもので、ついでに私も1枚
撮らせて頂きました。

ロシアの方々にとっても、着物姿は喜んで頂けたのでは・・・と思っていますが。

 

a0094770_22111130[1]

茶道 稽古 12月(2回目)

DSC_0748.JPG DSC_0752.JPG DSC_0756.JPG DSC_0753.JPG

 

軸     【山雲海月情】

花     加茂本阿弥  蝋梅

菓子   花遊菓・鴎外 (島根 三松堂製)

稽古   台子での初炭・後炭 薄茶 重ね茶碗 続薄

 

今日は、今年最後の茶道稽古日でした。

晩秋から、暖かな日が続くので、蝋梅も早くに咲きだし、床に入れた枝から、とても良い香りがしてきます。
今日は、お香の香りは姿を隠すほど、蝋梅の香りに茶室中が包まれているようでした。

お稽古は、皆さん、来年早々に行う予定の、お茶事に向かっての、練習をされました。

真台子を使ってのお点前なので、少し難しそうでしたが、本番に強い方々なので、頑張って下さるだろうと思っています。

よいお年をお迎えくださいね!

冬の庭の花

DSC_0745.JPG DSC_0747.JPG DSC_0743.JPG DSC_0746.JPG

今年は、暖冬という予報の中、今日は、とても暖かな朝でした。

昨日で、年内の着付け教室が終わり、ゆっくりした朝を迎え、昨夜の風雨で落ち葉だらけになった庭の掃除を
しながら、冬の花達が咲き始めている事に気づきました。

早咲きの椿たちは既に咲き誇っていますが、冬咲の 《太郎冠者》 という、ピンクの優しいはなびらの椿が数日前の
蕾から開いてくれていました。

本来だったら、春に咲くはずの 《ぼけ》 の木も、数週間前から、蕾を付けている事は分かっていたのですが、いよいよ咲き始めました。
今咲き始めている蕾は、早咲きを楽しませてもらえていいのですが、まだ、硬い蕾は、本格的な冬を越せるのかどうか心配です。

冬の代表花 【蝋梅】 も沢山花を咲かせてくれています。
側に寄ると、いい香りを放ってくれています。

庭の中心にある、《千両》 も沢山実を付けてくれて、とても綺麗です。
今年は、樹形もよく、庭の中心で鎮座しています。
鳥達が食べにくるまで、冬の庭に彩を添えて、目を楽しませ続けてくれることでしょう。

 

 

振袖前撮り撮影会

 

c7-3[1] 150

 

9dc66_0000022540[1]150

 

今年も琵琶湖のほとりにある、滋賀県立武道館での、鈴乃屋【振袖前撮り撮影会】を行ってきました。

金曜日に武道館の大会議室を撮影場に変身させ、土日の2日間、成人のお嬢様方を振り袖姿にドレスアップして、
撮影をするという企画です。

琵琶湖を前にして建物があるとはいうものの、仕事中を始め、仕事が終わる夜になると当然の事ながら、何も見えなくなりますが、朝だけでも、雄大な琵琶湖が眺められる事を楽しみに、毎年この季節になると、訪れる場所です。

今年も3日間の大津での仕事が無事に終わり、残す、12月末の同企画も、無事に終わる事を祈りながら琵琶湖を
後にしてきました。

明峰高校での浴衣着付け講習会

今日は、地元明峰高校で、浴衣着付け指導をしてきました。
こちらの高校では、家庭科を選択された3年生が、浴衣を作られている様で、ご自分で作られた浴衣を使って、着付けの練習までされるのです。

お若い方にとって浴衣は人気だけども、逆に本格的な着物に対する知識が薄くなってきている現状に懸念を抱く昨今
なので、こうして、お若い方々が浴衣を作り、着付けのお稽古までして下さる事に、喜びを覚えます。

同校を訪れるのは、今年で4年目になりますが、初めて男子3人を含めての講習でした。

CIMG4806

CIMG4811

CIMG4812

CIMG4813

CIMG4814

 

後ほど、担当の先生から、「自分で浴衣が着られて、楽しかった。」と生徒さん達が会話されていた、というメールを頂き、私もほっとしました。

高校時代の思い出の一つになればいいのですが・・・