着物と茶道 日本の文化ブログ

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ゆずの花

柚子の花が咲き始めました。

とても清楚で可愛らしい花で、この花から、あんなに酸っぱい柚子が実るとは想像が出来ませんが、毎年たくさんの柚子を木一杯に付けてくれます。

今年も楽しみです。

数年前に、恩師である近久先生のご自宅の庭にある、イチハツを頂いて帰り植えたのですが、毎年順調に少しずつ株が広がってきており、今年も緑の葉っぱの中に、爽やかに紫の花を咲かせてくれています。

手入れは中々たいへんですが、花をみていると、本当に心落ち着きます。

さて次は、何の花が咲いてくれるでしょうか。

風炉 灰型

今年も、風炉の灰型を作る季節になってきました。

今日は、丁度曇り空の少し湿気のある日でしたので、灰が舞いにくいと思い、道具を全て庭に持ち出し、灰を篩にかけ、二文字押切灰を作る事が出来ました。

これで、次回からの風炉でのお稽古が開始出来ます。

風炉に入れられない、目の粗い灰は、庭に蒔いておきました。

茶道稽古 4月(2回目)

軸   【薫風】

花    黒侘助 シャクナゲ 白山吹

菓子  胡蝶の舞(笹岡製)

稽古  透木釜での初炭点前・後炭点前 薄茶 濃茶 盆点

先日、黒侘助の苗を見つけ買ったところ蕾がついていて、今回のお稽古に丁度使える状態になったので、始めて、黒の椿を皆さんに見せてあげる事が出来ました。

葉っぱの少し黒く普通の椿とは異なっていますが、成長が楽しみです。

重い透木釜を使ってのお稽古も、また来年までお預けですが、本当に、茶道具とは季節を感じさせてくれるものです。

新しい方達も、少しずつ前に進んで下さっているので、毎回、お稽古の準備をしていても私も張り合いがあります。

これからも一緒にお稽古を深めて行きましょうね。

 

有馬 雅中庵

春の仕事が一段落したので、気分転換に、有馬に行って来ました。

グランドホテルの庭には、まだ桜が残っていましたが、貝母ゆりがたくさん咲いており、雅中庵の茶花にも使われていました。

平日だったので、座敷の茶室にも案内して下さり、端午の節句の床飾りlを見せて頂きました。

立礼席でのお茶は、私がいつも使っている、三丘園のもので、美味しく頂きました。

秋の有馬大茶会のお話しが出て、若い時に一度参加しただけなので、また是非社中の方々とご一緒したいな・・・と思いながら、懐かしく思い出していました。

 

茶道稽古 4月(1回目)

軸   【軽燕受風斜】

華  しだれ桃 岩根絞り

菓子  山吹(笹岡製)

稽古  透木釜での初炭・後炭 薄茶 濃茶 長板での薄茶・濃茶

4月になると、火を遠ざけて透木釜を使うといわれていますが、今日は少し肌寒い1日でした。

それでも、釜湯の煮えたぎる音を聞いていると、暖かさを感じてきました。

笹岡さんの、美味しいお菓子を頂き幸せな時間を送れました。

牡丹と枝垂れ桃

先日植木屋さんで求めた牡丹が早速咲き始めて、楽しませてくれています。

朝になると、花弁が開き始め、夜になると閉じ、この繰り返しを何度するのか楽しみです。

珍しい黄色の花で、庭を華やかにしてくれています。

鉢から庭に下した枝垂れ桃も、順調に大きくなり、今年はたくさん花芽を付けてくれて、今満開です。

茶道稽古 3月(2回目)

軸  相田みつをさんの句

花  賀茂本阿弥 曙 太郎冠者 赤侘助 羽衣椿

掛け花 蝋梅の新芽と白侘助

菓子 桜花(笹岡製)

稽古 釣り釜での初炭・後炭 薄茶・濃茶 続き薄

3月も末になり、我が家の椿達も競うように次々咲いてくれるもので、今日は、諸飾にしてみました。

初釜に使った蝋梅の木を、花入れに入れて出窓で楽しんでいたところ、新芽が出始め、綺麗な枝になってきたのです。

その姿を皆さんに見て頂きたくて、今日は、置き花と掛け花と両方入れてみました。

水指も春らしく、萩焼で桜の絵の楽茶碗と、薩摩焼の茶入れで、お稽古を致しました。

炉の炭が暑いくらいの1日でした。

見事な、モクレン

お彼岸に、お墓参りに行った時に、菩提寺 「新福寺」の境内にあった、大きなモクレンの木にたくさんの蕾がついていたので、もちろんお許しを頂き、夫がのこぎりで切って持ち帰ったのですが、玄関で、見事に花開いてくれました。

老木の大きな木なので、花もおおきくて、花弁も分厚くて、見事に玄関を飾ってくれています。

 

我庭にも春の花々が次々咲いて、心を和ませてくれています

白の沈丁花 (とても良い香りを放ってくれています)

賀茂本阿弥 (歴史のある大振りの椿です)

乙女椿 (今年は、花を一つしか付けてくれませんでした)

野ら生えの花 (毎年、勝手に違う花が伸びてきてくれる事もこの庭の楽しみです)

ムスカリ (今年は球根が成長したのか、花も大きく成長してくれました)水仙 (浜菊の根本から伸びてくれています。黄色なので小さくても目立つ存在です)

大阪大学 卒業式

今年も無事に、大阪大学卒業式の為の袴着付けの仕事を終わらせる事が出来ました。

秋から、吹田・豊中・箕面のキャンパスに入り、予約会を行い、お嬢様達に長年私がお世話になっている 《鈴乃屋》 の着物や、袴をレンタルして頂いて、卒業式当日にお着せするシステムなのですが、全てが滞りなく仕事が進めるように、それまでの準備もなかなかのものなのですが、今年は、完璧に近い状態で、終わらせる事ができて、嬉しい限りでした。

もちろん、スタッフ全員の『おもてなし』の心や、技術も、学生さんに通じたのではないかと思っております。

例年この仕事が終わると、私も少しほっとするのですが、今年は、様子が違う様で、子供さんの卒業式・入学式に、父兄として着物を着られるお母さま達も多くて、問い合わせが毎日のように有り、一服している暇がなさそうです。

卒業企画が終わった後の自分へのご褒美の、「温泉でのんびり」 時間は、もう少し先になりそうです。

若いお母さま達が、着物で式典にお出掛けしたい、という気持ちを応援する日々が続きそうです。

お転婆娘

キッチンの吊戸棚の中から、物を取り出したすきに、愛猫アミが入り込んでいました。

1歳11か月の娘は、お転婆の盛りで、遊びたくて仕方ない子で、「入ってやった」と言わんばかりの、誇らしげな顔をしています。

家じゅう飛んだり跳ねたり走り回っていますが、私達夫婦を癒してくれる存在です。

人間の言葉は喋れないけども、理解しているな、と感じられるこの頃です。