着物と茶道 日本の文化ブログ

カテゴリー別アーカイブ: 着付けと茶道ブログ

茶道稽古 1月(2回目)

軸     【紅炉一点雪】

花     絞西王母 蝋梅

稽古   初炭 薄茶平点前 盆点

まだ小さな木ですが、庭に蝋梅が香りよく咲いてくれています。

蝋梅や、梅は寒い冬の気候であっても香まで放って咲いてくれる花で、可憐な花たちなのに

力強さを感じます。

この花たちのように、目立たぬ存在であっても、よい香りを放って、一生懸命生きていきたいものです。

初釜

今年の初釜は、出産でお休みされている方を除いて、全員参加出来ました。

只、朝から、雪が降り少し心配しましたが、着付けさんお二人にきて頂き、着物を着せて貰い、揃って全員が着物姿で初釜を行う事が出来ました。

昨夜親戚に柳を貰いに行き、短いながらも何とか床飾りも出来ました。

今年も、少しずつでもお稽古を進めて、又、楽しんでいきましょうね。

皆さんが、元気でお稽古にきて下さる事をお待ちしております。

新年のスタート

2014年がスタートしました。

今まで、紐止め金具という道具が無いと、出来ないと思い続けてきておりました、扇二重太鼓を、紐止め金具無しで、自分の背中に付ける方法を考えだしました。

皆さん、綺麗に出来ております。

新年にふさわしいお稽古内容でした。

茶道稽古 12月(1回目)

軸   【無事是貴人】

花   山吹の照葉 炉開き 寒菊

菓子  木枯らし(笹岡製)

稽古  後炭 盆略 千歳盆 薄茶 唐物

今年最後のお稽古となりました。

皆さんには、初釜に向けての練習をして頂きました。

この一年を無事に終えようとしていますが、軸のごとく、何事も平常心で、迎え入れる事の出来る精神を持てるよう、来る年も精進したいものです。

映画 【利休にたずねよ】

早速見てきました。

利休の 「美」 に対する神技のような執念を再確認出来たのと、師である武野紹鴎の「先見の明」、又、若き頃の 「恋」 についても描かれてあり、今までの利休像とは少し異なる映画のようでした。

この映画は、史実ではないかもですが、歌舞伎役者として鍛え上げられた海老蔵さんが演じる事によって、茶道の空気は伝わり、切腹をしてまで守り抜こうとした、利休の美意識が、凛と感じられる映画でした。

完全なる歴史物ではなく、フィクション的なところが却って、茶道に通じていない一般の方々には息を詰まらせないで見られる、興味をそそられるところかも・・・とも思いました。

繁忙期の合間を縫って、ひと時の癒しのつもりで、一人で見に行きましたが、もう一度ゆっくりと、夫と一緒に見に行きたいと思っています。

 

 

 

落葉

 

朝起きてみると、昨日まで綺麗に紅葉していた楓の葉が殆ど落ちてしまい、庭一面が、真っ赤になっていました。

昨夜の風雨で、落葉したのですが、木を見ると丸坊主になり寒々そうですが、庭の中は真っ赤に染まり、晩秋の風情を感じました。

この時期仕事に追われ、なかなか紅葉狩りにも行けないのですが、我が家で一人楽しむことが出来た朝でした。

明峰高校 浴衣講習会

 

今年度も、地元の県立明峰高校家庭科専攻の生徒さん達への、浴衣着付けの講習会に行ってきました。

昨年度の反省から、講義の時間をかなり減らし、実技優先で予定を立てましたが、それでも頂いた2時間では、やはり後半は、押してしまいました。

①蝶々結びが、縦結びにならない事

②着物は右前に着る事

③他所への訪問の際は、必ず足袋着用(洋服での靴下も同様)

今回の短い練習時間で、実際に浴衣着付けは忘れたとしても、上記3点だけは、若い高校生にきちんと覚えておいて頂きたかった、私からのお願い・・・の様な気持ちでお話しと練習をさせて頂いてからの実技指導になりました。

なかなかうまく出来ない方もありましたが、皆さん一生懸命練習して下さって、私にとっても新鮮な時間を過ごす事が出来ました。

大人になって、高校時代に浴衣を作った事と、着付け指導を受けた事がいい思い出になってくれる事を願いながら、学校を後にしました。

 

美容師さん 袴練習

ボディーでの練習が多くなっていた美容師さんですが、今日は、相モデルでの練習が出来、袴のモデルをされました。

普段の洋服姿から考えると、あまりにも袴が似合っておられたので、思わず、撮らせて頂きました。

もう、卒業式シーズンに向けて袴着付けの練習開始です。

茶道稽古 11月(3回目)

軸  【開門落葉多】

花  絞西王母 黄千両 白山吹照葉

香合  琵琶形 (萩焼)

菓子  藪柑子(笹岡製)

稽古  後炭 濃茶 薄茶 盆略 千歳盆

例年12月は、着付けの仕事が多忙になる為、11月に3回お稽古の予定を組みます。

師走に近づいた、という意味で、香合は琵琶形を選びました。

今年の干支である巳(蛇)は琵琶を手に持つ弁財天のお使い、と言われるところから、この1年は、琵琶にちなんだものが頻繁に使われましたが、そろそろお片付けという意味で、今日は床に飾ってみました。

黄色の千両は、昨年は、色づいたと思ったら、すぐに鳥に食べられてしまったので、今年は、早めに切って茶花に使ってみました。

茶道指導者として、活動するようになって、17年になりますが、我が家に茶室が出来た事を期に、門標(表札)を申請する事にして、夏に申し込んだのですが、ようやく受理されました。

茶の道の修道者であると同時に「指導者」という大切な役割を担う、決意と自覚を表すひとつの形として、「心の標」として拝領致しました。

今年は、還暦の年でもあり、心新たに進んでいけたらいいな・・・と思います。

 

 

 

茶道j稽古 11月(2回目)

軸     【紅葉舞秋風】

花      絞西王母  白やまぶきの照葉と実

菓子     もみじ狩り(笹岡製)

稽古     初炭 後炭 薄茶 濃茶 千歳盆

久し振りに、矢野一浦さんの軸を掛けてみると、本当に木の葉が風に舞っているような字で、手に持って見るより、床に掛けたほうが一段と絵にもなっているようで、改めて感動しました。

以前はそれ程感じなかった事も、違った見方が出来る、こういう事ってあるのでしょうね。

笹岡さんのお菓子もとても美味しく、いつも有難うございます。