曇り空の幕開けでしたが、今年も有馬温泉で、新年を迎えました。
有馬で元旦を迎えるようになって、20年近くになります。
同じホテル同じ部屋に宿泊し、同じように時を過ごし、昼過ぎには帰ってきます。
一晩寂しい思いをさせた猫の世話をして、年賀状の整理をして、夕方には犬の散歩と初詣をして、一日が終わります。
変わらぬ一年が始まる事に、最近では、しみじみ有難みを感じます。
今回の変化は、有馬の主【ルフィ】がかなり弱っていた事です。
数年前に、相棒が亡くなってからも1匹で頑張っていましたが、さすがに、もう長くない様子で、声掛けしても反応してくれません。
来年は、もう会えないのかな・・・と思いながら、後ろ髪惹かれる思いでその場を後にしました。
4年振りに、イベントが再開され、夜には、アカペラコンサートに参加しました。
4年前と同じく神戸を中心に活躍されている、【ザ・ザビエルズ】のメンバーでした。
いつ聞いても、アカペラは感心します。
楽器も使わずに、メンバー5人の口だけで、演奏を完結させる。
そこが、アカペラの醍醐味なのでしょう。
希望が言えるなら、もう少し、日本の音楽を増やして欲しいものですが・・・
忙しい、夜を過ごし、一夜が明けた朝食後には、餅つきが始まります。
突きたての柔らかいお餅を頂き、帰り際には、ゆっくり目覚めの珈琲をロービーで頂いてから、車に乗り込みました。
感染病の心配から解き放たれた事で、お客さんも増え、久しぶりに賑やかさが戻ったような様子でした。
帰宅したら、いつもと同じく、お向かいさからのおせち料理が待っていて、これは、これで、手作りの温かさが感じられ、一つずつ味わいながら、有難く頂戴しました。
こうして、今年も変わらぬ一年を過ごす事が出来ますように!!!
と思っていたら、石川県での地震速報が流れてきました。
阪神大震災と同様、冬に、しかも震度7の大きな地震、津波は広範囲に影響が出て、悲しい事です。
何も出来ないけども、被災された方達が、せめて一刻も早くに暖が取れるようになる事を祈るばかりです。