着物と茶道 日本の文化ブログ

地元の歴史と文化を再発見

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今日は、池田泉州銀行 自然総研 TOYROカルチャー主催の「川西市郷土館」見学会に出掛けて来ました。

考えてみると、結婚以来38年間川西市に在住していながら、地元の事は何も知らず過ごして来ました。
ましてや、郷土館のある東谷辺りに足を運ぶ事は、和菓子屋「上政」にお菓子を買いに行くくらいのもので、本当に
縁の薄い地域でしたが、今回ガイドさん付きで、郷土館に行けた事によって、少し地元の事を知る事が出来、
有意義な一日となりました。

現在川西市郷土館として公開されている旧平安家(ひらやすけ)は、多田銀銅山最後の精錬所として昭和初期まで
操業していたところだそうです。
炉跡には、銀、銅を取り除いた後のかす(カラミ)が、石炭のように転がっており、手にしてみると、結構重く、
まだまだ銀、銅が含まれているかのようでした。

国登録文化財となっている、旧平安邸は、伝統的民家の特徴と、数寄屋風の造りが合いまった建物で、土間の釜戸
塗りの欄間横方向に開閉する雪見障子一尺近くある檜と松の二本の大黒柱等など、興味深く見せて頂きました。

館内には、小戸から移築された、科学者平賀義美博士の住宅平賀邸もあり、映画や、NHKの朝ドラ「マッサン」にも使われたそうです。
こちらも、国登録文化財に指定されている建物で、二重窓や、様式トイレ等、大正時代の建物としては、珍しいもの
だそうです。

又、機会があれば、地元の見分も広めていきたいと思っています。