静かな年明けを迎える様にと、国からご指示が出され、今年のお正月は、多田神社でも守られていました。
例年なら、神社前の赤橋にも行列が出来ていましたが、今日は、スイスイと階段を上ることが出来、境内もそれ程の
密は感じられませんでした。
只、手水舎では、さすがに、柄杓が消えており、竹に開けられた穴から、水が自動的に流れ落ちていました。
確かに早くに手を清める事は出来そうだけども、清めるというよりも、単に水で手を濡らすだけの様・・・
コロナ禍の中、妙案ではあろうが、これで、柄杓の扱いが世の中から、消えていくのだろうか・・・と私的には
心配になってきました。
多田神社までは、自宅から3キロ位あるでしょうか、散歩を兼ねて気温が一番高くなる時間帯を選んで
14時頃から歩いて向かいましたが、帰りは、スピードダウン。
気が付けば、後ろからくる人達にどんどん抜かされていく。
日々の散歩で鍛えてあると思っていたのに、勘違い???
昨年11月に5歳になる前に亡くなったジロー君との散歩を思い出しました。
中型犬なのに、小さなワンちゃんにもいつも抜かされていて、まるで、私自身がジロー君になった様な気がしました。
年越しは、雪の心配がありましたが、例年通り、有馬で迎える事が
出来ました。
いつも楽しませて頂ける、全てのイベントは無い状況での宿泊でしたが、電車で行く事すら覚悟もした程でしたが、雪は解け、車で向かう事が可能となり、
ゆっくりとした新年を迎える事が出来ました。
イベントがない分、お食事に重きを置いて下さったのか、食べきれない
程でした。
朝食では、お膳の中に珍しい物を見つけました。
【つくばね】です。
お正月の遊びに使う、羽根突き用の羽根に似ているところから、お正月のお料理や、茶花に使います。
4本あるべしの羽根が取れ掛かっていましたが、直ぐに分かりました。
新年に珍しい添え物に出会え、思わず嬉しくなりました。
年末に、黒柳徹子さんがテレビで、「今を考え、続けて行く事によって実るものがある。継続は力なりです。」というお話をされていました。
あれほどの非凡な方が、平凡に「継続は力なり」とあのお年で仰った事が、異様に私の心に突き刺さりました。
過去に拘っても仕方ない、先の心配をしても始まらない、今が大切なのだと、新年に当って、今一度、私の心にも
刻んだ一年の始まりでした。