着物と茶道 日本の文化ブログ

茶道稽古 2月(3回目)

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軸   【春入千林処々之鶯】

花    黄梅 太郎冠者

菓子   内裏雛 (香月製)

稽古   円草(奥伝) 薄茶(向切り) 後炭(向切り) 茶箱和敬点

 

春が近づくと、黄色の花が色々咲き始めます。
我が家では、黄梅の木に沢山花が咲き始め、茶花として使いました。

庭では、フクジュソウが、幸福をもたらさんが如くに太陽に向かって開花していました。
名前からも、この花が開花してくれると、何だか少しだけでも幸せが訪れてくれるような気がします。

今日の軸は、私の大のお気に入りの物を掛けてみました。
対句に、【秋沈満水家々月】

寒い冬が終わると、至る所で鶯が泣き始め人々の心を楽しませてくれる、同じように秋にもなれば明月が皓々こうこうと輝き、「万水ばんすい」、すなわち洋々と拡がる海洋にも、滔々とうとうと流れる大河にも、満々とたたえる湖水にも、また小さなつくばいの水にも月影を写し出します。
そこに何人の取捨選択の心もない。皆な平等にその姿を感じ取る事が出来る。

という意味なのですが、季節感のある、又大自然と向き合えるこの言葉が大好きです。