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荒木先生の掛け釜と花形歌舞伎

今日は、滋賀県守山市で開かれた、荒木先生の掛け釜に3人で出掛けて来ました。

北野先生宅の茶室でのお茶会なのですが、前回は11年前にされたそうで、私も久しぶりに、懐かしい大津を超えての遠出をしてきました。

軸  【春風処々花】

花  白モクレン 椿

菓子 桜餅

正客茶碗は、大樋焼、次客さんには萩焼(藤兵衛)三客さんには永楽でしょうか?

棗は、海松貝蒔絵が描かれた綺麗なものでした。

竹花入れの内側にも青海波の蒔絵が施されていて、目を楽しませて頂きました。

大きな桜餅は、たねや製かな、と思いましたが、とても美味しかったです。

今日の目的は、北野先生社中さんのお点前を見せて頂きたかったのですが、予想通り綺麗なお点前をされました。
日々指導をするにあたって、所作について私も悩む所なのですが、綺麗なお点前を見ると安心感が生まれ、心が落ち着きます。
やはり、少しでも綺麗な所作が各人の身に備わるように、指導すべきだな、と思いながら、お部屋を後にしました。

今日は、欲張り、帰りに南座で花形歌舞伎まで見てきました。

花形なので、時間は短いかな・・・と思っていたのに、長時間に及び、帰宅が遅くなってしまいまい、久し振りに、不良老人になったような気持でした。
外国人の方達も沢山見に来られていました。

茶道にしても、歌舞伎にしても、【形】を修練で作りあげ、それを披露する、という点においては同じです。

現代は多様化の時代。
日本の伝統が、受け継がれていく事も厳しいのだとは思いますが、変化は当然なので、変化しながらでも残していけるものが、沢山あって欲しいものです。

今年は5月に、教室のお出掛け会で、再度南座に来る予定になっているので、楽しみが続きます。