着物と茶道 日本の文化ブログ

大徳寺茶会

Share on Facebook
LINEで送る

IMG_20180728_130635.jpg IMG_20180728_092859.jpg IMG_20180728_155805.jpg

 

今日は、毎月28日に大徳寺にて行われる利休忌茶会に行って来ました。

前日まで、どうしようかと迷いながら、台風のお陰で少し涼しそうだし、と思うと思い切れて、一人で出掛けて来ました。

7時45分に車で出発して、京都でも北にある大徳寺までは、1時間半かかり、それでも、電車よりは車のほうが楽かと。

一年の中でも、8月と12月がお休みで、10回あっても中々私にとっては都合が付かない。
今年は特に暑い夏、かなり迷ったものの、今日は最近になく涼しく、色々勉強になりました。

お寺の中は、どの塔頭でも縁側が広くて、待ち時間にお庭を拝見しながら汗を引かす事が出来たと思いきや、茶室の中は、どこからともなく、エアコンの冷気が流れて来て、昨今は、これでなければ・・・と思わず冷気の出口を探す私・・・

かの有名な【金毛閣】を右手に見ながら、【在釜】の札の掛かっている塔頭を探す。

 

IMG_20180728_130146一席目は、「瑞峰院」に入りました。

待合軸【渓聲洗耳清】

枯山水のお庭がとても落ち着いた気持ちにさせて頂けました。

 

 

IMG_20180728_130241二席目は、隣の「大慈院」に入りました。

若い頃、精進鉄鉢料理を提供する「泉仙」に、やはりその頃茶道を習って下さっていた方達と、一緒に来た事を思い出しながら、次の「在釜」札を探して門を出ました。

IMG_20180728_125917

 

 

 

三席目は、「三玄院」に入りました。

一、二席共にお茶も二服出てくるのですが、私は辞退させて頂きました。
でも他の方々は、よく召し上がられます。

こちらの席主さんは、茨木から来られているそうで、重菓子が、「浜土産」でした。

波の磯辺で取れた蛤に、寒天と砂糖などを一緒に煮詰めたものを流し、真ん中に浜納豆を一粒入れてある。添えてある檜葉(ひのきの葉)は軽い防腐の役目もするそうです。
風流な竹の磯馴籠(そなれかご)に入っていて、蛤の殻がよく冷えていて、とても美味しいでした。

IMG_20180728_125204

最終席は、「玉林院」に入りました。

7月は、午前中だけ、という事で、何とか、急いで、四席回る事が出来ました。

こちらでは、重菓子・干菓子の他に、大徳寺納豆も席中で、頂きました。

丁度、塩分補給になりました。

帰りも、1時間半かけ、無事帰宅出来ました。

1人で出掛けた事から、福岡県から、泊りがけで来られている方ともお話しが出来、京都に行くだけで、フゥフゥ~言っている自分自身との違いを感じながら、京都に近い関西在住という事に、感謝せねば・・・と思った次第です。