着物と茶道 日本の文化ブログ

湿し灰作り

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今夏は、7月始めから、厳しい暑さが続いています。

この暑さを利用してすべき事がありました。

炉の時期に使う、【湿し灰】作りです。

1日目に、炉の中から、冬に使った灰をバケツに掬い上げ、あくや、灰の汚れを取る為に、何度も水を入れて洗い灰を沈め、上澄み液を捨てる事を繰り返す。

初日は、これで作業終わり。

今夏は晴れ続きなので、2日目の朝、ポリエステルの風呂敷に灰を広げ、天日にあてて乾かす
この乾かし方が、難しい。
完全に乾いてしまったら、湿し灰にならないし、水分が多いと、網が直ぐに詰まって灰を篩にかけられない。
4時になって少し曇って来たので、今がチャンス!!
散歩に行く前の一仕事。
流れ作業の如く作業が完結出来る様に、新聞・ナイロン袋大小・計りと取り揃えました。

首と額に保冷剤を巻き付けて、虫よけスプレーを腕に振りかけ、いざ決戦へ~

今年は、自分の身体の事も考え、少なめに灰を準備したので、2時間で見事に完結。

出来た灰は1800グラム。
等分に分けて、乾燥しないように袋詰めしたものの、少なすぎたかな・・・
少し、乾き過ぎたかもですが、まあ許されて~

その分、篩の作業は、楽でした。

道具を綺麗に水洗いし、2日間乾かし、ようやく、本日、全てが片付きました。

社中の皆さん、11月をお楽しみに。