着物と茶道 日本の文化ブログ

茶道稽古 11月(1回目)

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軸    【瑞気満高堂】

花     ニシキギ 山茶花

菓子    猪子餅 新米せんべい もみじ

稽古    初炭 後炭 薄茶 濃茶 (杉棚利用)

 

今年は、1日に、炉開き祝いを行う事が出来ました。

茶室が夏景色から、冬景色に一変します。

風炉から炉に変り、炭の大きさが巨大になるので、釜の中の湯もしっかりと湯気を上げ、沸いてきます。
側にいると、まだこの時期だと、暑くなるくらい、暖房効果もばっちりです。

IMG_20201101_152806今日は、杉棚を使って基本の稽古をして頂きました。

二人の方が、着物で来てくださり、袂の不具合を経験して、こなし方の勉強
にもなりましたね。

炉開きには、三つの【べ】の道具を使うという約束があるのですが、この棚に載っている《備前の水差し》《織部の香合》《黒織部の茶入れ》で、揃える事が出来ました。

お菓子も、上政さんで注文をして《猪子餅》を準備する事が出来、茶人としてのお正月を無事迎えることが出来ました。

 

 

IMG_20201101_124257干菓子器は、岩手県平泉の伝統的工芸品漆器「秀衡塗(ひでひらぬり)」
使いました。
お祝いにふさわしい、華やかな漆器です。
中々関西では、見かける事は少ないですが、関東出身のお向かいの奥さんから以前に頂いていたものです。
新米を使ってのおせんべいと共に、炉開きに見合った干菓子も準備
出来ました。

これから、半年間、大きな炭を使っての茶道を楽しみましょう。