毎年、この季節になると、はっと気が付けば、桜が咲き始めています。
3月に入り、かなり夜明けが早くなり、卒業シーズンの早朝着付けに向かうのが楽になってきます。
そして、毎年恒例の阪大卒業式を最後に、今年度の着付けのお仕事が終了します。
昨年は、コロナ感染が広まった為に、予定されていた、小中高校の卒業式も沢山の所で無くなり、楽しみにされて
いたであろう、お母様たちの着付けもキャンセルが相次ぎました。
阪大卒業式も無くなり、各キャンパスに分かれての、授与式だけに縮小されましたが、今年は、例年通りでの大阪城ホールでの卒業式が執り行われました。
毎年、その時の事情に応じて、形を変えながらでの実施に
なっていますが、スタッフ皆の協力のお陰で、無事に終えられた事が、私にとっても肩の荷が下せるひと時です。
学生さん達も、皆さん昨年の事をご存じなので、式典を開催して貰えた事に感謝の言葉を口にされていました。
激動の年ではありましたが、このコロナ騒動が落ち着いた時に、思い出話の一つになって、ご活躍されている事を
祈りたい気持ちです。
私的な事としては、この数年、どんどん年齢という珠が大きくなってきた事に厳しさを感じていましたが、柔軟に形を変えながら、携わっていけたらいいな・・・と思えて終われた年でもありました。
来年度も、早速、4月初めから、入学式に参加されるお母様たちの着付け予約を沢山頂いております。
お彼岸が終わってからのお墓参りではありましたが、報告も済ませ、来年度に向かっての心構えも出来ました。
来年度も、1年、非常にシンプルに、「健康でお仕事とお稽古が出来る事を目指します。」