着物と茶道 日本の文化ブログ

畠山記念館 名品展

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今日は、先週に引き続き、木曜日の川西着付け教室はお休みにしていたので、荒木先生と一緒に、京都国立博物館で
開催されている、【畠山記念館名品展】に行って来ました。

久しぶりに、長距離電車に揺られ、車窓からの紅葉も楽しみながら、河原町からはバスにも乗り換えて、
一日がかりでした。
20年位前になるでしょうか。
京大で、袴予約会をしていた頃、反対周りのバスに乗ってしまい、かなり時間が掛かった事を思い出しましたが、
やはりバス利用は難しそうでした。
一人では、バス利用は、難しい事だな・・・と再度認識でした。

明治に建てられたレンガ造りの本館は、重厚感のあるもので、敷地に入るやいなや、目を奪われました。

展示は、近代的な【平成知新館】でしたが、関西では、初めて開催される【畠山即翁】の 能・茶の湯・琳派に関する盛りだくさんの蒐集品でした。

即翁は、加賀前田家の城下町として栄えた金沢に生まれました。大学卒業後、技術者として経験を積み、ポンプの設計製作にかかわる事業を営むかたわら、数寄者として活躍するようになりますが、その蒐集の始まりは、大正4年(1915)に購入した古九谷のやきものでした。

ふるさと加賀藩に伝来した能装束を積極的に蒐集し、自らの演能にも着用すると共に、数寄者としても茶の湯を
実践した即翁は、名品茶道具の蒐集に熱意を傾けました。
また、数寄者として名高い益田鈍翁から茶を点ててもらうことがあった即翁は、鈍翁から言われた一言に大きく感銘を受け、以来鈍翁をはじめ、原三溪といった近代数寄者たちにゆかりのある品も入手していくことになりました。    (今特別展での案内書より)

 

 

今回印象に残った物の三点

昭楽作で、我が家にもある、長次郎の【早船】の本歌と出会う事が出来ました。 以外にも小さめのものでした。
利休が、愛用された一碗で、入用が出来、京都から早船を準備して、大阪まで取り寄せた事に因むそうです。
利休七種の中の赤楽で、唯一現存しているものです。
継ぎの姿が、素晴らしいですね。

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重要文化財になっている、本阿弥光悦作の赤楽茶碗【雪峯】は、どっしりと構えた、会場の重鎮のようでした。
みごとな白なだれが、あたかも山の峰に、白雪の降り積もったのに似ているので付けられたものでしょう。
光悦五種にもあげられる。

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【柿の蔕(へた)茶碗】なるものもあるそうです

茶碗を伏せた形と色合いが、下記の蔕のように見える所に由来するということでしが、名前は利休が付けた、と言われています。

下記は、【銘 毘沙門堂】 重要無形文化財
柿の蔕茶碗の代表、京極・大津に並ぶ名碗で、もと、京都山科の毘沙門堂にあった事からの由来だそうです。
朝鮮半島からの、伝来ものです。


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