今日は、世界文化遺産登録の東寺での1200年祭記念式典に行って来ました。
チケットが手に入ったものの、初めて行くところで少し不安も感じていたのですが、いつも通る道なので大丈夫だろうと頑張って行って来ました。
京都にある大きなお寺としたら珍しく、献茶式が行われることが初めてだという事で、人数も制限がある中、当代家元のお献茶に参加させて頂きました。
今回は、家元点前で、しかも結構よく見えるところで、お点前の確認もでき、有難い事でした。
早朝から出発したので、お献茶の前の一席目のお茶席に入る事が出来たので、後半は秋空を満喫しながら、ゆっくりと東寺の中を散策してきました。
石川県から参加された方と、一緒に回ったのですが、物知りの方で、お勉強をさせて貰いながら、楽しんで来ました。
本堂にあたる金堂は、桃山時代の代表的な建築だそうで、建物も重厚感があるものでしたが、内部には、薬師如来像と日光・月光も荘厳で見ごたえのあるものでした。
台座の周囲には十二神将像が配されていました。
昔の人は、当然全て手作業なのに、本当に細かな仕事が出来たのだな・・・と感心してしまいます。
次に、日本一の高さの五重塔の内部の見学もしてきました。
今、記念祭で、特別拝観をしている時なので、内部まで見せて頂きました。
826年、弘法大師の創建着手に始まるものの、4回の焼失を経て、1644年徳川家光の寄進によって竣工した、総高55メートルの、現存する日本の古塔中最高の塔だすです。
お城と違って、上は空洞なので、1階部分にだけ、心柱を囲んで四仏座像が祀られてありましたが、こちらも見事なものでした。
又、壁絵の彩色も緻密で綺麗で、管理の効果に敬服致しました。
帰りに、裏千家茶道資料館で【13代家元 円能斎鉄中宗室】の特別展にも足を運んできました。