今日は、緊急事態宣言が出される前から計画していた、
中之島香雪美術館での茶道具展示会を見に行って来ました。
本当は、5月15日に行われる予定だった、講演会に申し込みをして参加予定だったのですが、急遽中止となった為に、時を少し
遅らせて、開催終了となる前に、師匠の荒木先生と一緒に出掛けて
来ました。5か月ぶりの電車移動でした。
所要時間2時間位でしたが、会場は、私達を含め数組だけの見学者で、スタッフ人数と変わらないくらいだったので、開館している事が勿体無いように思えました。
コロナ禍なので、閉館していないか、確認してからの
訪問でしたが、逆に施設側としたら、それ程の来館者はないだろう、と見越しての開館なのか、と思ってしまいました。
しかし、いつも思うのですが、昨今では、いくらでもネットで見る事も出来ますが、やはり足を運び現場で見分を
広める事は脳裏に残っていくという事において値打ちがありますね。
従って、これだけゆったりと見学出来た者にとっては、有難い時間でした。
今回は、江戸時代の【小堀遠州・松平不昧と大名家の茶】と題された、
展示でした。
桃山期の利休によって完成をみた「侘び茶」はその後の茶人によって様々に展開するのですが、利休の第一弟子である古田織部から、小堀遠州、その影響を受けた松平不昧らが所持した作品などを、朝日新聞社の創業者である村山龍平が蒐集したものです。
特に松平不昧には、荒木先生も私も島根県人として、故郷を代表する茶人に
特別な敬意を持っているので、こうした展示会には足も運びたくなるのです。
現代では、色々な流派に所属する事は難しい事だと思いますが、この時代を牽引した方々は、そこにも足を踏み入れ、勉学された事実が記されています。
神戸市御影の香雪美術館敷地内にある【玄庵】の複製茶室もあり、2年前に引き続きしかっり見学してきました。
出掛ける前は、この時期なので、昼食はせずに帰宅する予定でしたが、同ビル内にある【福吉兆】という上品なお店を見た途端に入ってみたくなり、ランチで提供されている、《にゅう麺》を頂く事にしました。
しっかりしたアクリル板も設置されていて、安心して、美味しく頂く事が出来ました。
帰り、梅田の地下街を歩きましたが、殆どのお店が営業自粛されていて、本当に気の毒に思いましたが、安心感の
持てる優雅なお店で食事を済ませていたので、ゆっくりと、いつもは買い物もしない私が、前から予定していた買い物も済ませ、帰宅する事が出来ました。
因みに、今日も、我が家のメジロさんは、巣の中で時々向きを変えながら、
抱卵を続けています。
お疲れなのか、巣の縁に顎を置いている姿です。
オスとの交代も出来ているのか、食事は出来ているのか、気になるところですが、
応援したいものです。