着物と茶道 日本の文化ブログ

カテゴリー別アーカイブ: 着付けと茶道ブログ

茶道稽古 11月(2回目)

HORIZON_0001_BURST20231119142057753_COVER軸  【瑞気満高堂】

DSC_3724花   さんしゅゆ 初嵐

TRIPART_0002_BURST20231119142105654菓子  山づと 織部上用 最中 狐煎餅 キーウィ

 

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稽古  初炭 薄茶 濃茶 千歳盆  大円之草

 

 

 

 

 

 

昨日、いつものコースを夕方散歩をしておりましたら、珍しいものを見つけました。

春になると、黄色の花を木いっぱいに咲かせる、さんしゅゆの実です。

何年も通っているコースなのに、真っ赤な実をみつけたのは、初めてのような・・・
秋は特に日没が早いので、いつも、薄暗くなりかけに通っている場所なのかもわかりません。

散歩をしながら、茶花は無いかな・・・と、いつも気にしているので、こうして茶花を見つけると、とても嬉しくなります。

今日の、奥伝の稽古は、炉では初めての方もあったのですが、先輩の稽古内容をしっかり見て、学習をされ、スムーズに進めることが出来ました。

また、次回も頑張りましょうね。

 

 

 

七五三着付け

HORIZON_0001_BURST20231123085553236_COVER今日は、可愛らしい7歳のお嬢さんに着付けをしてきました。

日本髪がとてもお似合いで、ヘアーセットも、着物もとても喜んで下さっている様子のお嬢さんでした。

 

 

DSC_3726一般的に、付け帯は、下がりやすいのですが、しっかり高くに付き、可愛らしく仕上がりました。

着付け中もしっかり立って下さるお嬢さんで、後で、お家の方に伺うと、お参り中もご機嫌だったとのこと。

帯締めが、大人並みの物が用意されてあり、変わり結びをしてみました。

 

30年ほど前は、七五三参りの女児のヘアースタイルは皆さん、日本髪でしたが、その後、洋髪も増え、また最近、日本髪が見直されてきているようです。

 

日本髪はこの時しか出来ない姿でもあるので、きっとご家族の思い出になる事でしょう。

反省点もある着付けではありましたが、あまりに可愛らしく仕上がったので、お母さまのご了解を頂いてアップさせて頂きました。

 

 

 

炉開き 

DSC_3719今秋は、中々冷え込むことはなく、いつまでも袷の着物が着られないくらい、温かい日が続いていますが、今日は、我庵での炉開きを無事に迎えられました。

軸  【瑞気満高堂】

HORIZON_0001_BURST20231105095952514_COVER茶壷の紐を結んで、床に飾りました。

本来は、半年間茶壷の中で寝かせたお茶を臼で引いたお茶を、本日頂くのですが、中々そこまでは出来ないので、炉開きには茶壷だけを飾ります。

 

 

 

 

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庭では、寒くならなくても椿が咲いてくれたのと、錦木も色づいてきたので、床花として使えました。

朝鮮唐津の鶴首花入れに、とても映えました。

花  絞西王母 錦木

 

 

 

DSC_3720社中の人達も、ベテランになって来られているので、平手前では退屈だろうと思って、少し、個性のある、杉棚を使って、しかも貴人点のお稽古をして頂きました。

炉開きの日には、【べ】の付くものを三つ揃えるべし、という約束があるのですが、本日は、

茶入れ/黒織部
水差し/印部焼
棗/瓢(ふくべ)

と揃える事が出来ました。

 

DSC_3722又、【亥の子餅】上政製 は、シナモンの香りが効いた、美味しいものでした。
今年は栗が不作だったそうですが、それでも遠慮気味に入っていた事に、お菓子屋さんの努力を感じました。

この菓子にはいろいろな意味があり

①無病息災

②子孫繁栄

③火事予防

縁起物なので、炉開きには是非食べておきたいものです。

 

 

 

 

淡交会からの古希祝い

????????今年は、春から、古希の祝いをしていただく事が続きましたが、これで最後になるのか、茶道裏千家淡交会からもお祝いの品が届きました。

お祝いをして頂けることは、分かっておりましたが、日々の生活の中、忘れていましたので、突然届くと、喜びもひとしおです。
西陣織の風呂敷でした。

還暦の時は、飾り扇子を頂いた事を思い出しましたが、風呂敷は、活用度が高そうです。

どんな場面で使えるか想像しながら、とりあえずは仕舞いましたが、今後大切に使わせて頂きたいと思っています。

 

 

 

茶道稽古10月3回

DSC_3694.JPG CENTER_0001_BURST20231021104421985_COVER.JPG DSC_3696.JPG

伏見稲荷献茶式

HORIZON_0001_BURST20231024082105397_COVER.JPG DIAGONAL_0001_BURST20231024081531336_COVER.JPG DSC_3713.JPG DSC_3709.JPG

伏見稲荷大社献茶式

DIAGONAL_0001_BURST20231024081531336_COVER朝、6時過ぎに家を出て京都伏見まで行って来ました。

50~60年位前に、駅二つ離れた丹波橋にあった遠縁のお家に、何度か行った事があることを思い出して、懐かしくもありでしたが、伏見稲荷に足を向けたことは初めての事でした。

お天気にも恵まれ、阪急電車から京阪電車に乗り換え、伏見稲荷駅に到着すると、狐さんに迎えられました。

まるで、小旅行のようでした。

 

 

 

 

 

HORIZON_0001_BURST20231024082105397_COVER25060わが故郷津和野にも、太鼓谷稲荷神社があるのですが、やはり規模が違いました。
神社とは違って、真っ赤な大きな鳥居をくぐり、外国人観光客が沢山の中、チケットを持っている者だけが入れる神殿での献茶式が粛々と行われました。

観光客の方々も少し離れたところからではありますが、色々な角度から式典の様子を見られていましたが、丁度いい日に来られた事ですね。

 

 

 

 

 

25054今日は、恵まれた事に、前席で5メートルくらいの距離で、献茶をされる家元のお点前を見せて頂けることが出来ました。

こんな機会は、後にも先にも無いような気がしますが、一度経験すると、又このような機会に恵まれることを期待してしまいます。
今後も、そんな事を願って、早朝に行動する事にしたいものです。

 

 

DSC_3709最近にしたら珍しく、お茶席3席と点心も付いていたのですが、12時には全て終わることが出来、千本鳥居もくぐったりして、少し観光も出来ました。

しかも、点心が、前回同様、【三友居】さんのお弁当で、ラッキーな事でした。

 

本席軸  【秋空一声雁】
副席軸  【一関】
本席花   尾花・見返り草・秋明菊・紅たで・女郎花・露地菊・白撫子
副席花   定家かずら・秋明菊・白楽天・吾亦紅・紅藤袴

最後に回った境内は、外国人の方がほとんどで、その中に私達日本人が混じっているような感じがしました。

前回行った東寺とは違い、色も艶やかで、賑やかなところでした。

又、京都での献茶式に行ってみたいものです。

 

 

 

 

茶道稽古 10月(3回目)

DSC_3694CENTER_0001_BURST20231021104421985_COVER軸   【東籬佳秋色】

花    上臈ほととぎす 秋明菊

菓子   ハロウィン(シャトレーゼ)

稽古   中置初炭 中置薄茶 中置濃茶 茶箱花手前 盆点

 

 

 

 

今朝は、真黄色の珍しい花、上臈ほととぎすが、咲いてくれていたので、使うことにしました。

深みのある黄色ですが、下から見るとえんじ色の斑点が内側の模様のようになっています。

前回のNHK朝ドラ【らんまん】でも、使われていた花で、我が家に3種類あるホトトギスの中の一つです。
今年も咲いてくれました。

DSC_3696DSC_3698又、お菓子も珍しく、ハロウィンシリーズの物を見つけて求めてみました。

可愛い猫柄や、かぼちゃを選んでみましたが、猫は食べるにしのびない。
とてもリアルな猫ちゃんでした。

 

1年の中で、空調が要らない日は中々無さそうなのですが、今日は爽やかな秋晴れの一日でした。

もう少し、こんな日を過ごしたいものです。

 

 

 

茶道稽古 10月(2回目) 

HORIZON_0001_BURST20231015090625200_COVERCENTER_0001_BURST20231015090618338_COVERDSC_3687

 

 

 

 

 

 

 

 

軸   【天高気清】

花   白楽天 赤水引草 たで

菓子  焼き栗 栗拾い(香月製)

稽古  盆点 中置での薄茶 盆略 千歳盆 平花月

 

秋、お楽しみの焼き栗が手に入りました。

今年は夏が長かったので、一足飛びに秋が近づいてきたようで、栗なんてまだまだ先だという気持ちでしたが、いつのまにかそんな時期になっていたようです。

一年に一度は食べたい、今秋のノルマを一つ終わらせたような気持ちです。

今日は茶掛けのごとく、秋晴れの一日でした。
湿気の多い夏に比べて、秋は空が澄み切っているので、空が高くに感じられます。
清々しい、秋晴れが続くことを願うばかりです。

DSC_3688新人の蒲池さんを交えて、中置での平花月の割稽古をしましたが、理解して貰えたでしょうか。
ベテランさん達は花月の本髄通り、5人が同時に動きますが、今日は、分かりやすいようにワンステップずつ進めていったので、難しい花月も、初めての方でも少しは理解して頂けたのではないかと思うのですが、如何でしょうか。

来年の初釜での発表を目標にして、次回も頑張りましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東寺での献茶式

 

 

 

????????今日は、世界文化遺産登録の東寺での1200年祭記念式典に行って来ました。

チケットが手に入ったものの、初めて行くところで少し不安も感じていたのですが、いつも通る道なので大丈夫だろうと頑張って行って来ました。

京都にある大きなお寺としたら珍しく、献茶式が行われることが初めてだという事で、人数も制限がある中、当代家元のお献茶に参加させて頂きました。

今回は、家元点前で、しかも結構よく見えるところで、お点前の確認もでき、有難い事でした。

 

 

HORIZON_0001_BURST20231011095938171_COVER早朝から出発したので、お献茶の前の一席目のお茶席に入る事が出来たので、後半は秋空を満喫しながら、ゆっくりと東寺の中を散策してきました。

 

 

 

 

DSC_3690石川県から参加された方と、一緒に回ったのですが、物知りの方で、お勉強をさせて貰いながら、楽しんで来ました。

本堂にあたる金堂は、桃山時代の代表的な建築だそうで、建物も重厚感があるものでしたが、内部には、薬師如来像と日光・月光も荘厳で見ごたえのあるものでした。
台座の周囲には十二神将像が配されていました。

昔の人は、当然全て手作業なのに、本当に細かな仕事が出来たのだな・・・と感心してしまいます。

 

 

 

DSC_3686次に、日本一の高さの五重塔の内部の見学もしてきました。

今、記念祭で、特別拝観をしている時なので、内部まで見せて頂きました。

826年、弘法大師の創建着手に始まるものの、4回の焼失を経て、1644年徳川家光の寄進によって竣工した、総高55メートルの、現存する日本の古塔中最高の塔だすです。

お城と違って、上は空洞なので、1階部分にだけ、心柱を囲んで四仏座像が祀られてありましたが、こちらも見事なものでした。

又、壁絵の彩色も緻密で綺麗で、管理の効果に敬服致しました。

 

帰りに、裏千家茶道資料館で【13代家元 円能斎鉄中宗室】の特別展にも足を運んできました。