軸 【柳緑花紅】
花 黒蝋梅 小手毬 鳴子百合
菓子 あやめ(福助堂製)
稽古 吉野棚での濃茶・初炭・後炭・茶箱雪
今日は、夏日になるという予報を聞いて、前夜急遽、炉を閉めて、風炉に設えを変更致しました。
朝のうちはまだそれほどでもありませんでしたが、風炉に替えたという事で、やはり爽やかな空気の中で
お稽古が出来ました。
従って、皆さん予習無しの、いきなり風炉お点前への突入でしたが、さすが、自然に手が動いて行かれる事に、
私自身が嬉しく思いました。
欠席の方もありましたので、時間的にもゆったりとしたした一日でした。
庭の花達も一機に咲いてきているので、色々見せてあげたいところでしたが、珍しい
黒蝋梅、長年掛けて育てた鳴子百合、とても愛らしい子手毬を選びました。
玄関には、大手毬を入れていたのですが、皆さんが来られるまでにぼたんも開花し、
これは是非玄関にと、急ぎ持って行くと、大手毬の存在が薄れてしまいましたが、
牡丹の豪華さには仕方ない、と身を潜めてくれています。
香もゴージャスで、一輪でも、最高の香りを醸し出しています。
さすが、「花の中の花」と言わぬばかりの存在感です。
アミは、水屋を占領して準備や片付けをされる方の邪魔をしておりましたが、そのうち居心地のいい場所を見つけた様で、二人の方の鞄の間に入って「この鞄は私の物よ。」と言っているようでした。
茶道稽古に来られる方とのコラボは、いつもの事ですが、鞄に挟まれ、うっとりしている姿が撮れました。
まあまあ、そこの陽だまりで、ゆっくりお昼寝でもしていて下さいね。