着物と茶道 日本の文化ブログ

月別アーカイブ: 2018年11月

茶道稽古 11月(3回目)

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軸   【開門落葉多】

花   初嵐 ヤマボウシ

菓子  寒牡丹・上用織部(上政製)

稽古  初炭 後炭 盆略 千歳盆 茶箱月 茶杓荘り 唐物

 

今日は、一輪だけ蕾を付けていた、初嵐が使えました。

蕾が膨らんで来たら、鳥につつかれぬように、気に掛けながら見守るのですが、何とか鳥に見つけられず、
綺麗なままで茶花として使う事が出来ました。

IMG_20181125_162843時々、着物でお稽古に来られる方があるのですが、今日は、午後から参加の
森田さんが頑張って着物を着てこられました。

しかも、先日から練習されていた角だしです。
綺麗に真っ直ぐ背中に付いていました。

教室だけでは分からない事も、こうしてお一人で着付けて来られると、段々と上達している事がよく分かります。
どんどん着て来て下さいね。

 

西宮でのお茶会

th[1]今日は、西宮でのお茶会に、梶さんと二人で出掛けて来ました。
まずは、海清寺です。
今月は、私の師匠である荒木先生のお友達、井上先生が、お当番で釜を掛けられるという事で、楽しみにしておりました。
お客様へのお茶碗も数茶碗ではなく、1人ずつ異なった物でした。

さすが、代々続く茶道指導者のお家柄。

IMG_20181118_165051本席軸 【門開落葉多】
我が家には、短冊がありました。

待合軸 【露堂々】

花  錦木 白玉椿

 

 

 

 

 

IMG_20181118_183834棚は、寒雲卓 (我が家にもあります)

水指は、仁清信楽 瓢箪形 英山造

菓子  銀杏(神戸鶴屋製)

 

 

 

 

th[3]二席目は、広田山荘に向かいました。

こちらでの一番のご馳走は、【鹿角の茶杓】でした。

象牙と思いきや、鹿角との事!驚きでした!

菓子は、先日、我が家でも使った菓一條の【亥子餅】でした。

花  コバノズイナ 白玉椿

残念な事に、来年度から、偶数月だけの開催になるというお知らせがありました。

ついでに、先日は一人で立ち寄った菓一條に、今日は3人で行き、しばしおしゃべりをして帰りました。

いつも、お茶会から帰った後は、暫く余韻に浸っておりますが、今日も例外ではなく、お道具の事等を思い出しておりました。

 

 

 

美容師さん 振袖練習

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今日は、4人の美容師さんが成人式に向けての振袖練習をされました。

来年、始めて、成人式デビューされる方も、きちんと帯結びを覚えて下さっていて、段々、時間も早くに出来るようになっいます。
お稽古日以外にも自主練習をされている事がよく見えます。

根気よく、レッスンを重ねているうちに、既に成人式を経験されている方は、帯締め結びなどの自分のオリジナルも
結べるようになってきていて、皆、雰囲気は柔らかいのですが、気合が入っていて、頼もしく感じられた日でした。

又、皆さんの成長された姿に私自身も嬉しくなりました。

これから、このまま、順調に成長して下さる事が楽しみになってきました。

茶道稽古 11月(2回目)

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軸   【閑座聴松風】 大道

花    絞り西王母 山ぼうし(花入れ/備前)

菓子   亥子餅 焼き栗(菓一條製)

稽古   大円草 薄茶 濃茶 唐物 盆略 千歳盆

 

11月の「炉開き」は茶人のお正月と言われ、八十八夜に摘まれた新茶を、旧暦の亥の日に祝って服む行事です。
その祝いの意味で、今日は、おぜんざいを皆で頂きました。

今年の亥の日は3日だったようですが、我が家では、1回目の稽古と設定した4日に、無事に炉開きを行う事が
出来ました。

五行思想で、水の運気を持つ亥の日に、火を使う炉を開け、一年の火の用心を祈ります。

又、炉開きには、「三ベ」を使う習慣もあります。
花入れの備前(インベ) 茶入れの瓢(フクベ) 香合の織部(オリベ)と揃えました。

 

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菓子は、昨日、菓一條で準備した「亥子餅」が、とても好評で、皆、神妙な
顔で味わっていました。
中が、こし餡ではなく、栗餡が目一杯詰まった餅で、とても美味しいでした。

茶道では、子だくさんの猪に因んで、このお菓子を食する週間もあります。

関西を中心に行われていた、亥の子祭りは、最近は、無くなってきているのでしょうか。

この習慣が、茶道の世界にだけでも残っていくといいのですが。

七五三 男児着付け

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今日は、芦屋まで、七五三参りに行かれる5歳男児とママの着付けに行って来ました。

訪問すると、お婆ちゃまがしつけを取って下さっているところで、ママ着付けから始め、いよいよ、新調された
男児衣裳のお着付け開始です。
子供さんの着付けはスピードが求められます。
きちんと立っていて下さるか心配でしたが、さすがお兄ちゃん、着付けの為に使うクリップを気にされながら、
「きつい・・・」とも言いながら、最後まできちんとさせて下さいました。

少しずつカッコ良くなっていかれる姿に、お父様もカメラを回しながら、皆さんで歓声の声‼
僕もご満悦のようでした。

 

tenpo5[1]帰りに、夙川にある和菓子屋「菓一條」で、明日の茶道稽古の為のお菓子を買い求めて来ました。

レトロな、純喫茶併設で、久しぶりに、モーニングも
頂いてきました。

西宮の林さん宅に、茶道の出稽古に来ていた時代は、「菓一條」でお菓子を買う事が普通な事だったのですが。
懐かしく感じる今になってしまいました。

 

今朝は、早起きしての一仕事後のモーニング。
開店したての、まだどなたもお客様もいらっしゃらない時間。
ひと際、コーヒーも美味しく、最後までブラックで頂きました。
和菓子やさんなので、小倉ホットサンドや、みたらし団子のモーニングがお勧めなのですが、あっさり好きの私は、さっぱりとバタートーストを選びました。

こんなにゆったりとした朝食タイムも、本当に久しぶりの様な気がして、ひと時を楽しんで来ました。

映画 【日日是好日】

381960[1]

 

ようやく、見て来ました。

樹木希林さんの遺作になった映画です。

茶道の世界が、かなりリアルに描かれていて、客観的に見られて笑う場面も多々あり。
又、こんなに沢山、茶室の中が出てくるとは思っていませんでした。
軸や、季節季節の花、とっても美味しそうなお菓子。
やはり、全てが本物が使われているので、説得力があります。

それにしても、樹木希林さんも黒木華さんも茶道は未経験というのに、綺麗な所作でした。
ましてや、高齢になられ、半年後に寿命が満ちる事になられる希林さんが、いくら特訓を受けたとはいうものの、
あれだけの演技が出来るとは、役者魂なのでしょうか。
本当に、「ご自分の生」を最後まで生き抜かれた、素晴らしい方だったのですね!!!

ご本人は、「瞬間芸だから出来る」と仰っているようですが、きちんとお着物を着こなしての撮影は、さぞかしきついものだったのではないかと思います。

最近、すぐ弱気になってしまう私も、少しでも見習いたいものです。