着物と茶道 日本の文化ブログ

日別アーカイブ: 2021年1月11日

コロナ禍での成人の日

67631493今日は、一年の始めに訪れる祝日、成人の日でした。

昨年から始まったコロナの為に、誰もが落ち着かない日々を送り、成人の日が近づくにつれ、式典があるや無いやとヤキモキした数日でした。

大阪市や箕面市が、直前になって延期と決めた為にどれほどの人達が影響を
受けた事でしょう。

私も翻弄させられた3日間でしたが、今日本番は、気持ちのいい時間を過ごす
事が出来ました。

年末になって突然に依頼が入り、始めは半信半疑で大丈夫かな・・・と思いながらも、メールで何度かやりとりをしているうちに、「両親にて、出来るだけお手伝いします」という文面に安心感が持てお受けしたお宅への訪問でした。

始めは、男性の羽織袴6名の予定でしたが、箕面市の式典延期に伴い、着付け師の手配が出来た、という連絡で、3名
だけさせて頂きました。

6名様はどういう関係なのだろう、ご両親もかなり思い入れがおありなのだろ・・・等々、色々空想を膨らませながら
伺いましたが、ご両親は感じのいいご夫婦で、6名様は幼友達だという事でした。
仲良し6人組が羽織袴のレンタルだけして、ご自分達で着られるだろうと、簡単に考えていた、という事でした。

そこでようやく、私の全ての謎が解決しました。

男性6名だけの着付け依頼は、初めてだったのと、ぎりぎりの依頼だったので、1本目の依頼メールでは、このご時世でもあるという背景からも、正直少々不安を感じたのですが、そんな心配とは正反対なくらい気持ちのいいお宅でした。

近くも遠くもない位置で、スマホを手に見守って下さっているご両親の前で出来上がっていく袴姿に、ご本人共々
喜んで下さり、久しぶりに、現場っていいな・・・と、思えた時間でした。

帰宅後、別会場からの報告を首を長くして待ちましたが、美容院・鈴乃屋大阪店からも、無事に終わったとの
連絡が入り、ようやく落ち着く事が出来ました。
今年ほど、落ち着かなく、心配した年はありませんでしたが、これでようやく一年がスタートした気分です。
と言っても、コロナの事は、これからも続くので、次々課題は出てくるのでしょう。

早速に、関西での緊急事態宣言がどの様に出されるのか・・・