着物と茶道 日本の文化ブログ

月別アーカイブ: 2021年9月

茶道稽古 9月(3回目)

HORIZON_0002_BURST20210926100521625.JPG HORIZON_0001_BURST20210926103757735_COVER.JPG CENTER_0001_BURST20210926071621795_COVER.JPG DSC_2900.JPG

 

軸    【清風拂名月】

花    白楽天ほととぎす 金水引 蓼

菓子   焼き栗(香月製)

稽古   盆香合 後炭 桑小卓での薄茶 台天目

 

今日は、一日雨がチラつく日でしたが、社中さんの行き帰りには支障のない程度でよかったです。

午前と、午後に分かれて、【台天目】を中心にしたお稽古を行いました。

コロナ禍で、研究会も中止、お茶会も出来ない、お稽古に通う事すら出来ない方々に向けた実技編のビデオが、
裏千家HPにアップされていて、昨日は、その内容を見て、私も基礎の確認を致しました。

ビデオを作るにあたっての、連綿と続いてきた【道】に風穴を開ける事のお家元のご苦悩もお聞きして、その他大勢の身である私でも、身につまされる思いが致しました。

古から、その時代々々の社会情勢によって、乗り越えていらっしゃった問題点や解決策が多々おありのようで、今回、コロナ感染という社会状況に私自身も同じく向き合い、お家元が出された答えをおこがましい限りですが、共有させて
頂けた様な思いでおります。

よほどのご決断で製作されたビデオなので、しっかりとお勉強させて頂きたいと思っております。

 

DSC_2902香月さんの、【焼き栗】美味しいでしたね~
これも一年に一度は口にしたいものリストに含まれます。

いつも美味しいお菓子を有難うございます。

曽根崎心中

DSC_2889.JPG 1631239152619.jpg HORIZON_0001_BURST20210923115012722_COVER.JPG DSC_2896.JPG

 

 

今日は、サンケイリビングカルチャーセンター主催の【曾根崎心中】の講和を聴きに、着付け教室シニアクラスの方
4名で梅田まで出掛けて来ました。

いつも、カルチャー教室で受講している林和清先生の解説の後、講談師 辻ひろ子さん・玉田玉秀斎さんの語りで、
楽しんで来ました。

解説では、作者の近松門左衛門のキャリアについてと、本題の物語のあらすじについて聞いてから、三味線の生演奏をバックにお二人の講談を聞かせて頂きました。

講談とは、【物語の言葉を起こすことが目的】とおっしゃっていましたが、セットも何も無い、あるのは語りだけで、その言葉の中で、まさに情景が思い描けるようでした。

 

DSC_2891女性の講談師【辻ひろ子さん】は、着物を利用したお召し物で、本日の【リビング新聞50周年記念イベント】の為にデザイナーの辻村昭造先生に作って頂かれたとの事、21歳の女郎お初を演じるに相応しい妖艶な衣装も目を引きました。

どんな風に作られているのか、もっと衣装も見せて頂きたいくらいでしたが、
辻村昭造先生とのツーショット写真まで撮らせて頂けたので、満足しています。

 

 

DSC_2900帰りには、4人でお初天神まで足を延ばし、今は亡き恩師と20年位前に、この辺りで仕事をした事があるな・・・とも思い出しながら、曽根崎心中の講談を聴いた後の曽根崎周辺を散策して帰りました。

 

 

今回は、感染防止の為、お昼時だったにもかかわらず、お食事はせずに帰りましたので、早くコロナが落ち着いて、
一緒に食事が出来る時期が来る事を願っています。

 

中秋の名月

DSC_2883_2.JPG HORIZON_0001_BURST20210921204056181_COVER_2.JPG DSC_2885_2.JPG HORIZON_0002_BURST20210921204056181_2.JPG

 

今夜は、満月と重なっての中秋の名月でした。

 

昨夜の散歩の時も綺麗に輝くお月さんを眺めて歩いていましたが、やはり1年の中で、一番きれいと言われるだけあって大きくも見えて、存在感バッチリでした。

 

目で見るだけの綺麗さでは撮影できませんでしたが、自宅の3階の部屋から、自宅前の道から、近所の公園からと写してみました。

 

昼間は、加古川までお墓参りに行き、炎天下のもとでしたが、菩提寺の庭の掃除もさせて頂き、少し誇らしい気持ちで帰宅してのお月さん鑑賞でした。

 

実は、今夜は曇りで見えないのでは、と思っていたので、8時過ぎからの雲に隠れたり、くっきり現れたり、
又グラデーションの輪を作る眺望をしばし楽しみました。

茶道稽古 9月(2回目)

HORIZON_0001_BURST20210912071718354_COVER.JPG DSC_2875.JPG DSC_2876.JPGDSC_2877.JPG

 

軸   【掬水月在手】

花   秋明菊 藪蘭 金水引 白式部 シャスターデージー

菓子   焼き栗(香月製)

稽古   逆勝手初炭・後炭・薄茶・濃茶 色紙点

 

今週も、引き続き、逆勝手のお稽古でした。

今年は、雨が多く花が少ない、と思っていましたが、今朝は、色々咲いてくれていました。

中秋の名月も近づいて来たので、花入れもお月さんに因んだものにしてみました。

軸の言葉のように、手に掬った水に月を写したり、茶入れに使った広沢の池に映った月を愛でたりする光景を思い浮かべながら、のお稽古でした。

又、少し涼しくもなったので、生徒さん達も、単衣の着物で来られましたが、やはり綺麗ですね。

茶道稽古 9月(1回目)

HORIZON_0001_BURST20210905112835577_COVER.JPG DSC_2871.JPG DSC_2867.JPG

 

軸  【清韻幽趣】

花   秋明菊 白・赤水引

菓子  着せ綿(香月製)

稽古  逆勝手初炭・薄茶・濃茶  本勝手後炭 濃茶 葉蓋・洗い茶巾

 

重陽の節句が近づくと、ちゃんと我が家の庭で、秋明菊が咲いてくれました。

 

DSC_2868.JPG

DSC_2868.JPG

 

《着せ綿》のお菓子も準備出来、節句を感じる事が出来ました。

頭の体操になる、逆勝手でのお稽古を久しぶりにしてみましたが、最初こそ少し戸惑いはあるものの、直ぐに、勘が戻って、結構すらすら出来る姿を見ていると、キャリアを感じてきます。

緊急事態宣言下ではありますが、密にならないように少人数で、換気にも気を付けながら、皆さん、美味しいお菓子とお茶を頂くために、お稽古に通って下さいます。

本当に、茶室で頂く、お菓子とお茶はおいしいですものね・・・