今日は、近くのお寺、日蓮宗【安国寺別院】で催された、【十三夜のお月見会】に行って来ました。
犬友達やご近所の方と、又着付け教室のお二人さんと一緒に、残念ながら空は朧月夜
でしたが、檀家さんによるギターとカホンの演奏、福住職による、ミニ説法を聞かせて
頂きました。
2~3日前から急に寒くなってきて、夜の戸外での集まりなので、寒がりの私としたら、どうしたものか、と思っていましたが、着付け教室の方と一緒に着物で出掛ける事に
なったので、1時間余りの間でしたが、暖かく過ごせました。
足元は、手作りされた竹灯篭で灯してくださっていました。
折角、お若い副住職さんご夫婦が企画された会が、雨が降ったら
流れてしまうし、お天気である事を、また天気予報では曇りと
なっているので、少しでもお月さんが見える事を祈って
いましたが、演奏中、お月さんが見え隠れする様も、又良し、
として眺めていました。
平安期の時代は、お月見と言えば、池や、手水に写った月の姿を
楽しむ事だったそうですが、とても日本的で風流ですね。
只、時間に追われる今の時代にあっては、今の時代にふさわしい
楽しみ方もあり、古の楽しみ方を想像する事も、楽しみの一つに
思えますね。
福住職さんのミニ説法では、お月さんにウサギがいるお話を、
インドの説教神話からして下さいました。
うさぎ、きつね、さるが一緒に暮らし修行を積んでいたところ、
帝釈天が本当に仏の心をもっているか試そうとして、貧しい老人に
変身して近づき、物乞いをします。
さるは、木の実や果物、きつねは魚を取って来ますが、何も収穫のなかったうさぎは、自分自身を食べて貰おうと思い、火の中に
飛び込みました。
すると、帝釈天は元の姿に戻り、うさぎの慈悲深い行動を全ての
生き物に見せる為にその姿を月の中に移したんだとか・・・
この様なお話をして下さいました。少しちがったかな・・・
今夜は鮮明な月ではありませんでしたが、【月とうさぎ】について、教えて頂きました。