着物と茶道 日本の文化ブログ

月別アーカイブ: 2021年10月

大津での振袖前撮り撮影会

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今年度、最初の振袖前撮り撮影会でした。

もう15年以上、秋になると大津に来ていますが、たぶん、今年で最後になる予定です。

着付けのお仕事をさせて頂いている鈴乃屋が入っていた、西武百貨店大津店が無くなり、それに伴って鈴乃屋大津店も大阪店と合併の形になってしまったのです。

今まで長年来ていても、琵琶湖のほとりでお弁当を食べたのは初めてでした。

湖だから、潮の香りはしないはずなのに、湖岸に近づくと、何だか、潮の香りがするようで、何とも不思議でした。

風がきつく、少し寒いでしたが、感染の心配もなく、屋内では、黙食を心がけていますが、ここでは、
気を使うことなく、食べることが出来ました。

ところが、私達が食べ始めると、1羽のトンビが空を飛び始め、直ぐに2羽になり、私達のお弁当が
狙われているようで、空を見ながら気に掛けていると、あっという間に数羽に増えてきました。
京都の鴨川と同じでした。

会場として使っていた、滋賀県立武道館とホテルとの間の道も慣れ親しんできていましたが、これで最後かな・・・としみじみ感じながら、又いつの日か、懐かしく感じる時がくるのでしょう。

2日間の仕事の後、帰宅すると、愛猫が、今年は1泊だけの留守だったのに、寂しかったよ・・・と言わぬばかりに、
ベタベタと、猛アピールしてきました。

今日だけは、まるで犬のようでした。

 

安国寺 お月見会

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今日は、近くのお寺、日蓮宗【安国寺別院】で催された、【十三夜のお月見会】に行って来ました。

犬友達やご近所の方と、又着付け教室のお二人さんと一緒に、残念ながら空は朧月夜
でしたが、檀家さんによるギターとカホンの演奏、福住職による、ミニ説法を聞かせて
頂きました。

2~3日前から急に寒くなってきて、夜の戸外での集まりなので、寒がりの私としたら、どうしたものか、と思っていましたが、着付け教室の方と一緒に着物で出掛ける事に
なったので、1時間余りの間でしたが、暖かく過ごせました。

足元は、手作りされた竹灯篭で灯してくださっていました。

 

 

DSC_2935折角、お若い副住職さんご夫婦が企画された会が、雨が降ったら
流れてしまうし、お天気である事を、また天気予報では曇りと
なっているので、少しでもお月さんが見える事を祈って
いましたが、演奏中、お月さんが見え隠れする様も、又良し、
として眺めていました。

 

 

DSC_2930平安期の時代は、お月見と言えば、池や、手水に写った月の姿を
楽しむ事だったそうですが、とても日本的で風流ですね。
只、時間に追われる今の時代にあっては、今の時代にふさわしい
楽しみ方もあり、古の楽しみ方を想像する事も、楽しみの一つに
思えますね。

 

 

1634619705034福住職さんのミニ説法では、お月さんにウサギがいるお話を、
インドの説教神話からして下さいました。

うさぎ、きつね、さるが一緒に暮らし修行を積んでいたところ、
帝釈天が本当に仏の心をもっているか試そうとして、貧しい老人に
変身して近づき、物乞いをします。
さるは、木の実や果物、きつねは魚を取って来ますが、何も収穫のなかったうさぎは、自分自身を食べて貰おうと思い、火の中に
飛び込みました。
すると、帝釈天は元の姿に戻り、うさぎの慈悲深い行動を全ての
生き物に見せる為にその姿を月の中に移したんだとか・・・

この様なお話をして下さいました。少しちがったかな・・・

今夜は鮮明な月ではありませんでしたが、【月とうさぎ】について、教えて頂きました。

茶道稽古10月2回目

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軸   【白珪尚可磨】

花   上臈ホトトギス 秋明菊

菓子  深山路 柿(福助堂製)

稽古  唐物 色紙点 花所望 中置での薄茶・濃茶・後炭

 

 

今日は、花所望をして貰う為に、色々な花を準備しました。

白・赤秋明菊  姫ひまわり 黄花コスモス 赤水引草 上臈ホトトギス 藤袴 蓼

その中で、花所望で選ばれた花は、白秋明菊と上臈ホトトギスでした。

お花はいつも、最後の生徒さんに持って帰って頂くのですが、今日は、沢山だったので、お二人に分けても充分に
ありました。

各自、お家で飾り、楽しんで下さっているようです。

前回のお稽古時は、中置でも、火を遠ざけたいくらいでしたが、今日は、一転し、火が恋しいくらいの気温になり、
中置の意味が感じられた日となりました。

着物を着ていても暑くなくなり、まさに着付けと、茶道の両方のお稽古が出来るに相応しい、よい季節になりました。
只、今年は秋が無く、一機に季節が進みそうですが。
例年なら、この良い季節には、あちらこちらでお茶会が開催されているだろうに、もう少しの我慢ですね。
コロナも落ち着き、来年こそは、そういう機会もあるでしょうか。
楽しみにしていましょう。

DSC_2927今日のお菓子 深山路と柿でした。

茶道稽古 10月(1回目)

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軸    【和気兆豊年】

花     白楽天ホトトギス 七変化 撫子

菓子    銀寄せ(福助堂製)

稽古    中置五行棚での初炭所望 薄茶 重茶碗 茶箱和敬点

 

10月にもなると、朝晩ひんやりしてきて、少しでもお客様に火を近づけて差し上げる為に、中置のお点前が
あるのですが、今日は、午後からぐんぐん気温が上がり、エアコンが必要になるほどでした。

今日のお稽古は、小習いばかりでしたので、時間的にゆっくりしていたので、着物で来られた方のお二人の着物姿の
鑑賞をしてから始められましたが、着物姿が、板について来られています。

茶道だけではなく、着物を着る練習も同時にされているので、点前座に座られている姿がとても綺麗です。
火の前に座る茶道では、まだまだ暑いので、まだ暫く、単衣が活躍しそうです。

又、福助堂さんのお菓子は、能勢の銀寄せに匹敵するくらい大きなもので、口に入れると、ふわっと溶けるように
柔らかい、美味しい練り切りでした。
先週に引き続きの、【栗】でしたが、お店が変われば、また違うお味の物が頂けて、食べ比べも出来、楽しいでした。