今日は、建て替えの為に5年間も休館されていた藤田美術館が、今月から、リニューアルオープンされたので、行って来ました。
藤田美術館と言えば、世界に3つしかない国宝の曜変天目茶碗を収蔵しているという事で、有名な美術館です。
側にある、太閣園には、何度か足を運んでいますが、美術館を訪れるのは初めてでした。
リニューアルにあたって、国宝の曜変天目も展示されるという事で、是非この機会に、本物を見ておきたい、と思い、出掛けました。
3年前に、信楽のミホミュージアムで、3点共の曜変天目の展示があった時は、全国からの訪問者があり、お人で一杯の中、見て来ましたが、今日は、混み合う事も無く、ゆっくりと見せて頂きました。
LEDが開発されてからの方が、より輝きがしっかり私達の肉眼で見えるようになった、というお話も聞かせて頂きました。
普通の美術館では、案内係りの方の説明はありませんが、パンフレットやチケットが無い分、お尋ねすると、色々教えて下さる点が、今までの美術館と違う所でしょうか。
そう言えば、説明書の代わりは、QRコードを読み取りスマホで見るというシステムでした。
金継がされていた花入れを、再度樹脂で復元したものも展示されていました。
継ぎ目を、細くに修復した、という長次郎の赤楽もありました。
この様に、撮影が許されている点も新しい試みなのでしょうか。
以前は、戦争で焼け残っ蔵を美術館として利用されていたそうで、その当時も薄暗かったそうですが、そのイメージを踏襲するかの如く、新しい建物もしかっりと暗いものでしたが、一歩外に出ると、開放感たっっぷりのエントランスやお庭があり、重厚感のある蔵の門や、30cm以上はありそうな梁がそのままベンチとして使われていて、古典と新奇の融合といった感じでしょうか・・・
かなり個性的な美術館でした。
今日は、着付け教室の1ON1も兼ねて出掛けてきたので、ゆったりとした、広いお庭に設えてある腰掛待合で、小鳥たちが飛び交う中、ミーティングもしっかりしてきました。
お天気のいい日に、こうして日本庭園の中でミーティングが出来た事も意義のある事でした。