今年も無事に初稽古を迎える事が出来ました。
コロナ時代になってからは、全員が同時に揃う事は避けながら、ちょうど真ん中の時間帯の1時間余りが全員集合になるような計画を立てています。
今年は、その時間に一緒におぜんざいを食べて、プレゼント交換をして楽しみました。
たまたま昨年の方からの物に重なるとか、自分の準備した物に当たるとかで、2回くじ引きをしてようやく品物が手に渡ってきました。
その間ワイワイ賑やかに、何が当たるか楽しみが延長され、決まれば当たったお品物を各自確認をして、持参して下さった方の説明を受けたりして、茶室の静寂とは一転しての空気でした。
お茶を点てたり、練ったりするためには、まずお湯を沸かさねばなので、一番手の方は、初炭をします。
まだ、お客様はどなたもいない中でしたが、初稽古というだけで緊張しましたね。
朝から、頭を整え、着物を着て、時間に遅れないように、と動くだけで、忙しいでしたね。
滞在時間一番長くなりましたが、よく頑張りました。
次は、昨年から稽古に入った奥伝の中の、【行之行】をお二人に発表してもらいました。
1年間のお稽古とは思えないくらい上達していて、先輩に見守られながらでも、堂々とお点前が出来ました。
全員、ご自分で着物を着て来られているのですが、私の手直しは殆ど必要ない程、綺麗に着られていました。
華やかな着物で勢ぞろいで、見た目も新年らしくていいですね。
お一人だけ、欠席だったので残念でした。
でも、又この一年も一歩ずつ進んでいけるようにお稽古頑張りましょう。
午後の部は、炭を足す後炭からです。
数回の着付けレッスンで習得した着物姿は、今日もとても綺麗で、練習無しのぶっつけ本番の着姿だそうです。
休日が不定期なお仕事なのに、調整して参加して下さいました。
コロナ禍に入り、お家元が発表された【各服点】をベテランさんお二人に発表して貰いました。
水屋さんとのコンビネーションが大切なお点前なのですが、昨年末に1回だけしかお稽古出来ていなくても、さすがにぴったり息は合っています。
軸 【鶴舞千年松】
花 蝋梅 侘助
掛け花 柳 万両
菓子 葩餅(香月製)
菓子器 朝鮮唐津(西岡小十作)