着物と茶道 日本の文化ブログ

月別アーカイブ: 2023年9月

櫻井神社 献茶式

1cf0f202296111abf2566a4aa5617207-8-768x512 今日は、尼崎市にある櫻井神社で、若宗匠による献茶式が執り行われました。

平日なので渋滞が心配で、道の空いている間に車を走らせ、都ホテルに入りたいとの思いで、朝6時半に出発しました。

尼崎駅で、荒木先生と合流して、4人で一緒に櫻井神社で、番号を貰って、ホテルに戻り、一席目の茶席に入ることが出来ました。

 

23880_010時からの献茶式じたいは、ホテルの中の一室で、リアルタイムで映し出されるビデオで見せて頂き、その後、席を移し、点心を頂いて、午後からの阪神支部創立75周年記念式典に臨みました。

ホテルの中ではハロウィンの飾りつけがしてあり、待ち時間の間に、私達も変装を楽しみました。

 

 

 

63009午後からは、私も所属している阪神支部の創立75周年記念式典があり、長きに渡り、この地域のお茶人さん達が、茶道を受け継ぐ為に頑張って来られたのだな・・・と改めて、意識させられました。

 

引き続きで、若宗匠との一問一答のコーナーがあり、これが、何とも楽しい時間でもありました。

企画をされた幹事の方もさることながら、実直にお答えくださった若宗匠の言葉に、親近感が感じられ、今どきの若者ではあるものの、ご本人のお人柄がこれからの茶道を支える方として、頼もしくも感じられ、これからの20年先が楽しみになってきました。

その時々の宗匠の人格は、勿論それぞれなのでしょうけども、その時代々々に求められるお姿であられる事が、一番大切な事なのだろう・・・と、思いながら聞き入っておりました。

幹事さんが、若宗匠のファンを増やしたい、という思いで企画された事らしいのですが、ヒットしたのではないでしょうか。

 

 

thその後、尼崎市在住の【桂吉弥】さんが、茶道具との関りが深い【金明竹】という古典落語を演じて下さいました。

この写真とは異なり、真っ赤な羽織紐で登場されました。
この事には何も触れられませんでしたが、お祝いの意味だったのではないでしょうか。

真っ赤な男性用羽織紐があることにも驚きましたが、何気ない所に気を使っていらっしゃることにも感動しました。

 

 

HORIZON_0001_BURST20230929142025576_COVER帰りに、お土産として、尼崎市で、作陶されている4代【和田桐山】のお茶碗を記念品として頂いて帰りました。

お茶碗には、【円相】が描かれていました。

考えてみると、式典記念でお茶碗を頂いたのは初めてだったので、大切に使っていきたいと思いました。

 

 

 

 

 

若宗匠のお話、吉弥さんの落語、記念になるお茶碗、社中の者二人と一緒に荒木先生とお茶会に同席出来た事、皆で、ハロウィンも楽しめた事、朝早くからの長い一日でしたが、とても充実した時間が過ごせました。

疲れましたが、幸せな一日でした。

 

 

 

 

 

茶道稽古  9月(3回目)

DSC_3664.JPG HORIZON_0002_BURST20230924100146448.JPG CENTER_0002_BURST20230924115410668.JPG HORIZON_0001_BURST20230924120047750_COVER.JPG

 

軸    【白珪尚可磨】

花    秋明菊 三時草 藪蘭

菓子   雁が音(福助堂製)

稽古   大円之草

 

今朝は、今年初めて、秋明菊が咲きました。

短くして、お月見に見立てた籠花入れに入れてみました。

又今日は、奥伝だけの稽古でしたので、使うお道具も限られていて、準備もすっきりしたものでした。

難しい大円之草の稽古でしたが、まだ、3回目の3人さんは、何とか、こなすことが出来ました。3人で一緒に稽古を進めると、しっかりと覚えていけるようで、しっかりと進んでいけています。
私が生徒だった時から考えても、出来がいい事に感心します。

2か月に1回の稽古ですが、次回も頑張りましょう!

 

 

 

 

茶道稽古 9月(2回目)

 

軸    【清光】

花    槿 白式部 段菊

菓子   猪名の月(香月製)

稽古   初炭 茶箱雪手前 茶箱花手前 茶箱和敬点 千歳盆 薄茶平手前 重茶碗 台天目

 

今日も暑い一日でした。

今年は、猛暑が長く続いたうえに、9月に入ってもいつまでも暑いので、私もまだまだ浴衣で過ごしています。

今朝は、珍しく、紫の段菊が咲いていましたので、早速に床花として使いました。

お稽古の日に丁度使えるように咲いてくれると嬉しいのですが、いつもそんなわけにはいきませんが、今日は珍しい花を皆さんに見て頂けて幸いでした。

お菓子も、生菓子ばかりではなく、香月さんの半生が、月に因んだものだったので、購入してみました。

初めてのお味でしたが、とても美味しいでした。

入会1年余りの蒲池さんも、少しずつ慣れてこられていて、余裕が感じられるようになってきました。

引き続き頑張りましょうね。

 

 

 

 

【織り】の講義

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2か月近い夏休みが終わり、今日から2学期が始まりました。

猛暑からは脱した感はありますが、まだまだ残暑があるところから、今日も講義の授業をしました。

1学期の終わりに【染め】についてのお話をしたので、それに類似する【織り】についてのお話をさせて頂きました。

いつも講義は夏の暑い季節に行う事にしているので、前回は、6年前に同じ内容の講義を行ったのですが、私自身も、あらためてじっくり勉強をして臨みました。

皆さんに見て頂く為に持参する着物やグッズなども、数日前から忘れ物が無いように、少しずつ準備をして今日を迎えました。

初心の方々には、難しいところもあったかもですが、着物の事について少しでも理解を深めて頂けたら嬉しく思います。

長いお休みの後は、欠席される方が多いのも通例なのですが、このところまだまだ発熱される方も多くて、今日も、お休みの方が多く、少し残念に思いましたが、それぞれに事情が発生するもの、仕方ないですね。

来週はお元気でお会いできるといいのですが。

 

 

 

茶道稽古  9月(1回目)

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軸  【掬水月在手】

花   宗旦槿 緋扇 江戸萩

菓子  着せ綿 虫の音 (香月製)

稽古  初炭所望 行之行 重ね茶碗 盆略

 

DSC_3654今日は、奥伝も含めてのお稽古日だったので、4人だけの参加でした。

しかし、まだまだ日中はかなりの暑さの中だったのに、4人全員が浴衣を含めてではありますが着物で参加されました。

茶室では、やはり着物が相応しいですね。
しっくりきます。

私も、近年の夏は、ほぼほぼ浴衣着用になりました。

見た目にも、夏は浴衣がより目を和ませてくれる気がします。

 

朝、起床後一番に庭に出て花を探すのですが、今日は、江戸萩が綺麗に咲いていました。

結構初夏あたりから咲き始めるのですが、やはり秋の物なのでしょう。
今になって、綺麗だな・・・と思える花になっていました。

今まで咲いていた花は何なのだろう、と思えるくらい、不思議な花です。

 

 

 

スーパーブルームーン

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昨今、8月という言葉の響きが、恐怖を感じる程になってきていますが、9月が近付くにつれて朝晩だけでもぐっと過ごしやすくなってきました。

ようやく9月だ~と、秋の過ごしやすさを期待しての9月1日を迎える変わり目、昨夜は、同月に満月が2回ある、又月が1年で最も大きく見える「スーパームーン」と、ひと月に2回目の満月となる「ブルームーン」が重なる、「スーパーブルームーン」の日だったそうです。

2010年以来、実に13年ぶりだそうです。

夕方散歩の時から、月を探していましたが、曇っていて全く見えませんでしたが、就寝前にベランダに出てみたら、雲の点前に綺麗なお月さんが見えるではないですか。

1年の中で、地球に一番近くに存在する日だそうで、諦めていたお月さんを見る事ができて、心穏やかに眠りに付けました。

お月さんを愛でられるのも、汗がにじんでこない季節になりつつある現れかもしれません。

まだまだ日中は残暑の厳しさもあるのでしょうが、確実にその時間は短くなってきている事にほっとしています。