今日は、尼崎市にある櫻井神社で、若宗匠による献茶式が執り行われました。
平日なので渋滞が心配で、道の空いている間に車を走らせ、都ホテルに入りたいとの思いで、朝6時半に出発しました。
尼崎駅で、荒木先生と合流して、4人で一緒に櫻井神社で、番号を貰って、ホテルに戻り、一席目の茶席に入ることが出来ました。
10時からの献茶式じたいは、ホテルの中の一室で、リアルタイムで映し出されるビデオで見せて頂き、その後、席を移し、点心を頂いて、午後からの阪神支部創立75周年記念式典に臨みました。
ホテルの中ではハロウィンの飾りつけがしてあり、待ち時間の間に、私達も変装を楽しみました。
午後からは、私も所属している阪神支部の創立75周年記念式典があり、長きに渡り、この地域のお茶人さん達が、茶道を受け継ぐ為に頑張って来られたのだな・・・と改めて、意識させられました。
引き続きで、若宗匠との一問一答のコーナーがあり、これが、何とも楽しい時間でもありました。
企画をされた幹事の方もさることながら、実直にお答えくださった若宗匠の言葉に、親近感が感じられ、今どきの若者ではあるものの、ご本人のお人柄がこれからの茶道を支える方として、頼もしくも感じられ、これからの20年先が楽しみになってきました。
その時々の宗匠の人格は、勿論それぞれなのでしょうけども、その時代々々に求められるお姿であられる事が、一番大切な事なのだろう・・・と、思いながら聞き入っておりました。
幹事さんが、若宗匠のファンを増やしたい、という思いで企画された事らしいのですが、ヒットしたのではないでしょうか。
その後、尼崎市在住の【桂吉弥】さんが、茶道具との関りが深い【金明竹】という古典落語を演じて下さいました。
この写真とは異なり、真っ赤な羽織紐で登場されました。
この事には何も触れられませんでしたが、お祝いの意味だったのではないでしょうか。
真っ赤な男性用羽織紐があることにも驚きましたが、何気ない所に気を使っていらっしゃることにも感動しました。
帰りに、お土産として、尼崎市で、作陶されている4代【和田桐山】のお茶碗を記念品として頂いて帰りました。
お茶碗には、【円相】が描かれていました。
考えてみると、式典記念でお茶碗を頂いたのは初めてだったので、大切に使っていきたいと思いました。
若宗匠のお話、吉弥さんの落語、記念になるお茶碗、社中の者二人と一緒に荒木先生とお茶会に同席出来た事、皆で、ハロウィンも楽しめた事、朝早くからの長い一日でしたが、とても充実した時間が過ごせました。
疲れましたが、幸せな一日でした。