ブログ|みつこ着付け教室

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茶道稽古 11月(2回目)

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軸    【千の利休画】

花    炉開き(椿) 沙羅の照葉

菓子   蓮粉餅(香月製)

稽古   盆点 台天目 初炭所望 薄茶 重茶碗 千歳盆

 

 

今日は、お二人さんに、利休さんの前で、奥伝の許状引継ぎをする日になりました。

夏から申請していた許状がようやく届き、年内にお渡しする事が出来て、私もほっとしました。

少しずつ、奥伝お稽古の出来る方が増えてきて、私自身も力が入ります。

難しい、お点前ですが、焦らず、少しずつすすんでいきましょう。

必ず、着物を着た上でお稽古をしないといけないので、着付けの練習にもなります。

段々、果実が実ってきているような、密がしっかり蓄えられてきているようなお二人に、エールを送りたいと思います。

着付け教室

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紅葉が進み、着付け教室の横の公園にある銀杏の大木が、見事な色になっていました。

毎年、紅葉はしているはずですが、今朝は、太陽光線のせいもあるのか、ひときわ際立っていました。

こうして、近くであっても、十分に季節の移ろいを楽しむ事が出来るものです。

銀杏の木のもちの木の実も、真っ赤に色づいてきました。

我が家の庭の赤い実は、あっという間に鳥さんに食べられてしまいますが、これほどの大木になると、少々食べられても無くならないのでしょう。

 

昼のクラスでは、振袖用の帯結びが綺麗に結ばれました。

【はばたき】という帯結びですが、本当に鳥が羽ばたいているように、生き生きと仕上がりました。

外の紅葉と同じようにお部屋の中でも紅葉狩りをしているようでした。

茶道稽古 11月(1回目)

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軸   【瑞気満高堂】

花    初嵐 加賀赤八朔 ヤマボウシ

菓子   織部(上政製)

稽古   茶碗荘 茶杓荘 茶入荘 初炭所望 後炭 千歳盆

 

DSC_2954今日は、遅い炉開きでした。

月初に着付けの仕事が入っていたので、ゆっくり迎える事になりました。

風炉から炉に替わると、炭が大きくなるので、茶室もかなり暖かになります。

 

 

炉開きには、【部】の付くものを、3つ用意しないといけないのですが、本日もいくつか準備が出来ました。

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 重菓子     (おりべ)

はじき香合   (おりべ)

水指      (いんべ)

茶入れ     (黒おりべ)

菓子皿     (ふくべ)

 

 

 

畠山記念館 名品展

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今日は、先週に引き続き、木曜日の川西着付け教室はお休みにしていたので、荒木先生と一緒に、京都国立博物館で
開催されている、【畠山記念館名品展】に行って来ました。

久しぶりに、長距離電車に揺られ、車窓からの紅葉も楽しみながら、河原町からはバスにも乗り換えて、
一日がかりでした。
20年位前になるでしょうか。
京大で、袴予約会をしていた頃、反対周りのバスに乗ってしまい、かなり時間が掛かった事を思い出しましたが、
やはりバス利用は難しそうでした。
一人では、バス利用は、難しい事だな・・・と再度認識でした。

明治に建てられたレンガ造りの本館は、重厚感のあるもので、敷地に入るやいなや、目を奪われました。

展示は、近代的な【平成知新館】でしたが、関西では、初めて開催される【畠山即翁】の 能・茶の湯・琳派に関する盛りだくさんの蒐集品でした。

即翁は、加賀前田家の城下町として栄えた金沢に生まれました。大学卒業後、技術者として経験を積み、ポンプの設計製作にかかわる事業を営むかたわら、数寄者として活躍するようになりますが、その蒐集の始まりは、大正4年(1915)に購入した古九谷のやきものでした。

ふるさと加賀藩に伝来した能装束を積極的に蒐集し、自らの演能にも着用すると共に、数寄者としても茶の湯を
実践した即翁は、名品茶道具の蒐集に熱意を傾けました。
また、数寄者として名高い益田鈍翁から茶を点ててもらうことがあった即翁は、鈍翁から言われた一言に大きく感銘を受け、以来鈍翁をはじめ、原三溪といった近代数寄者たちにゆかりのある品も入手していくことになりました。    (今特別展での案内書より)

 

 

今回印象に残った物の三点

昭楽作で、我が家にもある、長次郎の【早船】の本歌と出会う事が出来ました。 以外にも小さめのものでした。
利休が、愛用された一碗で、入用が出来、京都から早船を準備して、大阪まで取り寄せた事に因むそうです。
利休七種の中の赤楽で、唯一現存しているものです。
継ぎの姿が、素晴らしいですね。

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重要文化財になっている、本阿弥光悦作の赤楽茶碗【雪峯】は、どっしりと構えた、会場の重鎮のようでした。
みごとな白なだれが、あたかも山の峰に、白雪の降り積もったのに似ているので付けられたものでしょう。
光悦五種にもあげられる。

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【柿の蔕(へた)茶碗】なるものもあるそうです

茶碗を伏せた形と色合いが、下記の蔕のように見える所に由来するということでしが、名前は利休が付けた、と言われています。

下記は、【銘 毘沙門堂】 重要無形文化財
柿の蔕茶碗の代表、京極・大津に並ぶ名碗で、もと、京都山科の毘沙門堂にあった事からの由来だそうです。
朝鮮半島からの、伝来ものです。


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大津での振袖前撮り撮影会

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今年度、最初の振袖前撮り撮影会でした。

もう15年以上、秋になると大津に来ていますが、たぶん、今年で最後になる予定です。

着付けのお仕事をさせて頂いている鈴乃屋が入っていた、西武百貨店大津店が無くなり、それに伴って鈴乃屋大津店も大阪店と合併の形になってしまったのです。

今まで長年来ていても、琵琶湖のほとりでお弁当を食べたのは初めてでした。

湖だから、潮の香りはしないはずなのに、湖岸に近づくと、何だか、潮の香りがするようで、何とも不思議でした。

風がきつく、少し寒いでしたが、感染の心配もなく、屋内では、黙食を心がけていますが、ここでは、
気を使うことなく、食べることが出来ました。

ところが、私達が食べ始めると、1羽のトンビが空を飛び始め、直ぐに2羽になり、私達のお弁当が
狙われているようで、空を見ながら気に掛けていると、あっという間に数羽に増えてきました。
京都の鴨川と同じでした。

会場として使っていた、滋賀県立武道館とホテルとの間の道も慣れ親しんできていましたが、これで最後かな・・・としみじみ感じながら、又いつの日か、懐かしく感じる時がくるのでしょう。

2日間の仕事の後、帰宅すると、愛猫が、今年は1泊だけの留守だったのに、寂しかったよ・・・と言わぬばかりに、
ベタベタと、猛アピールしてきました。

今日だけは、まるで犬のようでした。

 

安国寺 お月見会

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今日は、近くのお寺、日蓮宗【安国寺別院】で催された、【十三夜のお月見会】に行って来ました。

犬友達やご近所の方と、又着付け教室のお二人さんと一緒に、残念ながら空は朧月夜
でしたが、檀家さんによるギターとカホンの演奏、福住職による、ミニ説法を聞かせて
頂きました。

2~3日前から急に寒くなってきて、夜の戸外での集まりなので、寒がりの私としたら、どうしたものか、と思っていましたが、着付け教室の方と一緒に着物で出掛ける事に
なったので、1時間余りの間でしたが、暖かく過ごせました。

足元は、手作りされた竹灯篭で灯してくださっていました。

 

 

DSC_2935折角、お若い副住職さんご夫婦が企画された会が、雨が降ったら
流れてしまうし、お天気である事を、また天気予報では曇りと
なっているので、少しでもお月さんが見える事を祈って
いましたが、演奏中、お月さんが見え隠れする様も、又良し、
として眺めていました。

 

 

DSC_2930平安期の時代は、お月見と言えば、池や、手水に写った月の姿を
楽しむ事だったそうですが、とても日本的で風流ですね。
只、時間に追われる今の時代にあっては、今の時代にふさわしい
楽しみ方もあり、古の楽しみ方を想像する事も、楽しみの一つに
思えますね。

 

 

1634619705034福住職さんのミニ説法では、お月さんにウサギがいるお話を、
インドの説教神話からして下さいました。

うさぎ、きつね、さるが一緒に暮らし修行を積んでいたところ、
帝釈天が本当に仏の心をもっているか試そうとして、貧しい老人に
変身して近づき、物乞いをします。
さるは、木の実や果物、きつねは魚を取って来ますが、何も収穫のなかったうさぎは、自分自身を食べて貰おうと思い、火の中に
飛び込みました。
すると、帝釈天は元の姿に戻り、うさぎの慈悲深い行動を全ての
生き物に見せる為にその姿を月の中に移したんだとか・・・

この様なお話をして下さいました。少しちがったかな・・・

今夜は鮮明な月ではありませんでしたが、【月とうさぎ】について、教えて頂きました。

茶道稽古10月2回目

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軸   【白珪尚可磨】

花   上臈ホトトギス 秋明菊

菓子  深山路 柿(福助堂製)

稽古  唐物 色紙点 花所望 中置での薄茶・濃茶・後炭

 

 

今日は、花所望をして貰う為に、色々な花を準備しました。

白・赤秋明菊  姫ひまわり 黄花コスモス 赤水引草 上臈ホトトギス 藤袴 蓼

その中で、花所望で選ばれた花は、白秋明菊と上臈ホトトギスでした。

お花はいつも、最後の生徒さんに持って帰って頂くのですが、今日は、沢山だったので、お二人に分けても充分に
ありました。

各自、お家で飾り、楽しんで下さっているようです。

前回のお稽古時は、中置でも、火を遠ざけたいくらいでしたが、今日は、一転し、火が恋しいくらいの気温になり、
中置の意味が感じられた日となりました。

着物を着ていても暑くなくなり、まさに着付けと、茶道の両方のお稽古が出来るに相応しい、よい季節になりました。
只、今年は秋が無く、一機に季節が進みそうですが。
例年なら、この良い季節には、あちらこちらでお茶会が開催されているだろうに、もう少しの我慢ですね。
コロナも落ち着き、来年こそは、そういう機会もあるでしょうか。
楽しみにしていましょう。

DSC_2927今日のお菓子 深山路と柿でした。

茶道稽古 10月(1回目)

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軸    【和気兆豊年】

花     白楽天ホトトギス 七変化 撫子

菓子    銀寄せ(福助堂製)

稽古    中置五行棚での初炭所望 薄茶 重茶碗 茶箱和敬点

 

10月にもなると、朝晩ひんやりしてきて、少しでもお客様に火を近づけて差し上げる為に、中置のお点前が
あるのですが、今日は、午後からぐんぐん気温が上がり、エアコンが必要になるほどでした。

今日のお稽古は、小習いばかりでしたので、時間的にゆっくりしていたので、着物で来られた方のお二人の着物姿の
鑑賞をしてから始められましたが、着物姿が、板について来られています。

茶道だけではなく、着物を着る練習も同時にされているので、点前座に座られている姿がとても綺麗です。
火の前に座る茶道では、まだまだ暑いので、まだ暫く、単衣が活躍しそうです。

又、福助堂さんのお菓子は、能勢の銀寄せに匹敵するくらい大きなもので、口に入れると、ふわっと溶けるように
柔らかい、美味しい練り切りでした。
先週に引き続きの、【栗】でしたが、お店が変われば、また違うお味の物が頂けて、食べ比べも出来、楽しいでした。

茶道稽古 9月(3回目)

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軸    【清風拂名月】

花    白楽天ほととぎす 金水引 蓼

菓子   焼き栗(香月製)

稽古   盆香合 後炭 桑小卓での薄茶 台天目

 

今日は、一日雨がチラつく日でしたが、社中さんの行き帰りには支障のない程度でよかったです。

午前と、午後に分かれて、【台天目】を中心にしたお稽古を行いました。

コロナ禍で、研究会も中止、お茶会も出来ない、お稽古に通う事すら出来ない方々に向けた実技編のビデオが、
裏千家HPにアップされていて、昨日は、その内容を見て、私も基礎の確認を致しました。

ビデオを作るにあたっての、連綿と続いてきた【道】に風穴を開ける事のお家元のご苦悩もお聞きして、その他大勢の身である私でも、身につまされる思いが致しました。

古から、その時代々々の社会情勢によって、乗り越えていらっしゃった問題点や解決策が多々おありのようで、今回、コロナ感染という社会状況に私自身も同じく向き合い、お家元が出された答えをおこがましい限りですが、共有させて
頂けた様な思いでおります。

よほどのご決断で製作されたビデオなので、しっかりとお勉強させて頂きたいと思っております。

 

DSC_2902香月さんの、【焼き栗】美味しいでしたね~
これも一年に一度は口にしたいものリストに含まれます。

いつも美味しいお菓子を有難うございます。

曽根崎心中

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今日は、サンケイリビングカルチャーセンター主催の【曾根崎心中】の講和を聴きに、着付け教室シニアクラスの方
4名で梅田まで出掛けて来ました。

いつも、カルチャー教室で受講している林和清先生の解説の後、講談師 辻ひろ子さん・玉田玉秀斎さんの語りで、
楽しんで来ました。

解説では、作者の近松門左衛門のキャリアについてと、本題の物語のあらすじについて聞いてから、三味線の生演奏をバックにお二人の講談を聞かせて頂きました。

講談とは、【物語の言葉を起こすことが目的】とおっしゃっていましたが、セットも何も無い、あるのは語りだけで、その言葉の中で、まさに情景が思い描けるようでした。

 

DSC_2891女性の講談師【辻ひろ子さん】は、着物を利用したお召し物で、本日の【リビング新聞50周年記念イベント】の為にデザイナーの辻村昭造先生に作って頂かれたとの事、21歳の女郎お初を演じるに相応しい妖艶な衣装も目を引きました。

どんな風に作られているのか、もっと衣装も見せて頂きたいくらいでしたが、
辻村昭造先生とのツーショット写真まで撮らせて頂けたので、満足しています。

 

 

DSC_2900帰りには、4人でお初天神まで足を延ばし、今は亡き恩師と20年位前に、この辺りで仕事をした事があるな・・・とも思い出しながら、曽根崎心中の講談を聴いた後の曽根崎周辺を散策して帰りました。

 

 

今回は、感染防止の為、お昼時だったにもかかわらず、お食事はせずに帰りましたので、早くコロナが落ち着いて、
一緒に食事が出来る時期が来る事を願っています。