ブログ|みつこ着付け教室

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茶道稽古 12(1回目)

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軸  【明歴々露堂々】

花  曙椿 初雪かずら

菓子 木枯らし(逆瀬川 木村製)

稽古 盆香合 後炭 台天目 唐物 盆点 重ね茶碗 盆略 千歳盆

 

今日の軸も先日の海清寺でのお茶会で使われいた【露堂々】の軸を使いました。

曙椿も今季初めての大ぶりの椿です。

何と言っても、今日のご馳走は、逆瀬川のお菓子屋さんで買い求めて来たものです

先日、芦屋への出張着付けの際にに教えて頂いて、足を向ける事2回目にして購入出来たお菓子です。

渋めの色目で、お味もお洒落な感じで、今までのお店とも又違って、大人の味がする、という事で、好評でした。

今日は、初釜に向けてのお稽古で、皆さん真剣でした。
我が家に居るうちに、ノート整理もされ、難しい四科伝の方達もだいぶ形が整ってきたようです。

来週の仕上げ頑張りましょう。

茶道稽古 11月(3回目)

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軸   【開門落葉多】

花   初嵐 ヤマボウシ

菓子  寒牡丹・上用織部(上政製)

稽古  初炭 後炭 盆略 千歳盆 茶箱月 茶杓荘り 唐物

 

今日は、一輪だけ蕾を付けていた、初嵐が使えました。

蕾が膨らんで来たら、鳥につつかれぬように、気に掛けながら見守るのですが、何とか鳥に見つけられず、
綺麗なままで茶花として使う事が出来ました。

IMG_20181125_162843時々、着物でお稽古に来られる方があるのですが、今日は、午後から参加の
森田さんが頑張って着物を着てこられました。

しかも、先日から練習されていた角だしです。
綺麗に真っ直ぐ背中に付いていました。

教室だけでは分からない事も、こうしてお一人で着付けて来られると、段々と上達している事がよく分かります。
どんどん着て来て下さいね。

 

西宮でのお茶会

th[1]今日は、西宮でのお茶会に、梶さんと二人で出掛けて来ました。
まずは、海清寺です。
今月は、私の師匠である荒木先生のお友達、井上先生が、お当番で釜を掛けられるという事で、楽しみにしておりました。
お客様へのお茶碗も数茶碗ではなく、1人ずつ異なった物でした。

さすが、代々続く茶道指導者のお家柄。

IMG_20181118_165051本席軸 【門開落葉多】
我が家には、短冊がありました。

待合軸 【露堂々】

花  錦木 白玉椿

 

 

 

 

 

IMG_20181118_183834棚は、寒雲卓 (我が家にもあります)

水指は、仁清信楽 瓢箪形 英山造

菓子  銀杏(神戸鶴屋製)

 

 

 

 

th[3]二席目は、広田山荘に向かいました。

こちらでの一番のご馳走は、【鹿角の茶杓】でした。

象牙と思いきや、鹿角との事!驚きでした!

菓子は、先日、我が家でも使った菓一條の【亥子餅】でした。

花  コバノズイナ 白玉椿

残念な事に、来年度から、偶数月だけの開催になるというお知らせがありました。

ついでに、先日は一人で立ち寄った菓一條に、今日は3人で行き、しばしおしゃべりをして帰りました。

いつも、お茶会から帰った後は、暫く余韻に浸っておりますが、今日も例外ではなく、お道具の事等を思い出しておりました。

 

 

 

美容師さん 振袖練習

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今日は、4人の美容師さんが成人式に向けての振袖練習をされました。

来年、始めて、成人式デビューされる方も、きちんと帯結びを覚えて下さっていて、段々、時間も早くに出来るようになっいます。
お稽古日以外にも自主練習をされている事がよく見えます。

根気よく、レッスンを重ねているうちに、既に成人式を経験されている方は、帯締め結びなどの自分のオリジナルも
結べるようになってきていて、皆、雰囲気は柔らかいのですが、気合が入っていて、頼もしく感じられた日でした。

又、皆さんの成長された姿に私自身も嬉しくなりました。

これから、このまま、順調に成長して下さる事が楽しみになってきました。

茶道稽古 11月(2回目)

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軸   【閑座聴松風】 大道

花    絞り西王母 山ぼうし(花入れ/備前)

菓子   亥子餅 焼き栗(菓一條製)

稽古   大円草 薄茶 濃茶 唐物 盆略 千歳盆

 

11月の「炉開き」は茶人のお正月と言われ、八十八夜に摘まれた新茶を、旧暦の亥の日に祝って服む行事です。
その祝いの意味で、今日は、おぜんざいを皆で頂きました。

今年の亥の日は3日だったようですが、我が家では、1回目の稽古と設定した4日に、無事に炉開きを行う事が
出来ました。

五行思想で、水の運気を持つ亥の日に、火を使う炉を開け、一年の火の用心を祈ります。

又、炉開きには、「三ベ」を使う習慣もあります。
花入れの備前(インベ) 茶入れの瓢(フクベ) 香合の織部(オリベ)と揃えました。

 

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菓子は、昨日、菓一條で準備した「亥子餅」が、とても好評で、皆、神妙な
顔で味わっていました。
中が、こし餡ではなく、栗餡が目一杯詰まった餅で、とても美味しいでした。

茶道では、子だくさんの猪に因んで、このお菓子を食する週間もあります。

関西を中心に行われていた、亥の子祭りは、最近は、無くなってきているのでしょうか。

この習慣が、茶道の世界にだけでも残っていくといいのですが。

七五三 男児着付け

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今日は、芦屋まで、七五三参りに行かれる5歳男児とママの着付けに行って来ました。

訪問すると、お婆ちゃまがしつけを取って下さっているところで、ママ着付けから始め、いよいよ、新調された
男児衣裳のお着付け開始です。
子供さんの着付けはスピードが求められます。
きちんと立っていて下さるか心配でしたが、さすがお兄ちゃん、着付けの為に使うクリップを気にされながら、
「きつい・・・」とも言いながら、最後まできちんとさせて下さいました。

少しずつカッコ良くなっていかれる姿に、お父様もカメラを回しながら、皆さんで歓声の声‼
僕もご満悦のようでした。

 

tenpo5[1]帰りに、夙川にある和菓子屋「菓一條」で、明日の茶道稽古の為のお菓子を買い求めて来ました。

レトロな、純喫茶併設で、久しぶりに、モーニングも
頂いてきました。

西宮の林さん宅に、茶道の出稽古に来ていた時代は、「菓一條」でお菓子を買う事が普通な事だったのですが。
懐かしく感じる今になってしまいました。

 

今朝は、早起きしての一仕事後のモーニング。
開店したての、まだどなたもお客様もいらっしゃらない時間。
ひと際、コーヒーも美味しく、最後までブラックで頂きました。
和菓子やさんなので、小倉ホットサンドや、みたらし団子のモーニングがお勧めなのですが、あっさり好きの私は、さっぱりとバタートーストを選びました。

こんなにゆったりとした朝食タイムも、本当に久しぶりの様な気がして、ひと時を楽しんで来ました。

映画 【日日是好日】

381960[1]

 

ようやく、見て来ました。

樹木希林さんの遺作になった映画です。

茶道の世界が、かなりリアルに描かれていて、客観的に見られて笑う場面も多々あり。
又、こんなに沢山、茶室の中が出てくるとは思っていませんでした。
軸や、季節季節の花、とっても美味しそうなお菓子。
やはり、全てが本物が使われているので、説得力があります。

それにしても、樹木希林さんも黒木華さんも茶道は未経験というのに、綺麗な所作でした。
ましてや、高齢になられ、半年後に寿命が満ちる事になられる希林さんが、いくら特訓を受けたとはいうものの、
あれだけの演技が出来るとは、役者魂なのでしょうか。
本当に、「ご自分の生」を最後まで生き抜かれた、素晴らしい方だったのですね!!!

ご本人は、「瞬間芸だから出来る」と仰っているようですが、きちんとお着物を着こなしての撮影は、さぞかしきついものだったのではないかと思います。

最近、すぐ弱気になってしまう私も、少しでも見習いたいものです。

 

茶道稽古 10月(3回目)

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軸      【吾心似秋月】

花       ツワブキ(竹花入れ/兄作)

稽古     中置/貴人清次濃茶付き花月 初炭 後炭 盆略 千歳盆

 

今日の花は、ツワブキ一種のみ。すっきりとしています。
花入れは、数年前に、仕事をリタイアーした田舎の兄が、庭の剪定の為に職業訓練所で学んでいた時に作ったという物です。
貰った時より、竹が変化して渋い色が出てきて、中々に茶室床に合っています。
天然のものは、こうした変化をも楽しめるのだな・・・と思いながら、久しぶりに使ってみました。

今日のお稽古は、午前・午後に分かれて、ハードルの高い貴人清次濃茶付き花月を中心に行いました。

昨夜、急遽マニュアルを作成し、土曜日に一人稽古だった大壁さん以外の皆さんにお渡しし、読み合わせをしてからのお稽古でしたが、この内容の花月は、かなりきついものがありました。
と言いましても、きっと3回位すれば出来るようになると思いますが、始めての今日は、難しいでしたね。

次回からは、炉になりますが、もう一度出来るといいですね。

午前の方と、午後の方が一緒に集う、お昼の時間を使って、私が若い時にお世話になった宝塚にお住いの森田先生から頂いて来た、東レシルックの着物を皆さんで見て、それぞれに譲り渡し出来ました。
お茶をする者にとっては、洗える着物は、画期的で本当に助かります。
全員で、一緒に着れる機会があればいいですね。

又、こうして、次の世代に生かしていけるという事も、喜ばしいことです。

着物ならでは、の事です。

サイズ直しが上がってくるのが楽しみですね。

松平不昧没後200年祭

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今日は、1年近く前から、計画していた、【松平不昧公没後200年祭】に参加する為に、早朝から、島根県松江市に
出掛けて来ました。

島根県人として、同郷の私自身の茶道の先生と一緒に、新幹線利用での、日帰り旅行でした。

9時40分に松江駅に到着後、直ぐに、島根県立美術館にタクシーで向かい、国宝の【梅花天目茶碗】等を始め、
不昧公の着眼で蒐集された茶道具を沢山見る事が出来ました。

宍道湖を背にしたこの建物は、ガラス張りの館内から宍道湖が見渡せ、景色をいつまでも見ていたいほどでしたが、次の予定のお茶会の時間が決まっていたので、急ぎタクシーを呼びました。

 

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予約していた、お茶会は、松平家の菩提寺【月照寺】で行われました。

都会で行われる茶会と少々異なり、とてもほっこりとした茶会で、大きな吹上菊(別名浜菊)が立派な竹花入れに入っていて、我が家の庭で咲く浜菊との大きさの差に驚きました。

彩雲堂製のきんとんと、二服のお茶を頂いてから、ゆっくり境内を散策しました。

境内全域が国の史跡に指定されており、松平家九代までの方の廟所がありましたが、途中で大きな亀が鎮座しているところもあり、驚きました。

 

pro1[1]三番目の目的地【明々庵】に移動したいと思い、タクシーを呼べど、来て貰えない。

覚悟して二人で歩く事に、準備していった地図を再確認して、歩くのだったら、田部美術館に先に行く事に変更して、何とか、無事にたどり着いた。

チケットを購入してから、受付の方に、昼食の事を相談したら、近くにあるけど、お蕎麦が切れ次第閉店になる、との事。

IMG_20181020_145427都会では考えにくいだろう、先に食べに行く事を許して下さり、八雲庵での出雲そばを、無事に頂けました。

再度、田部美術館に戻り、引き続き、不昧公特別展にどっぷりと浸ってきました。

創設者は“日本一の山林王”といわれた田部家の第23代当主田部長衛右門朋之氏です。

外は、白壁、一歩門をくぐると、洋館の建物。

出雲焼の代表、楽山焼や、布志名焼を含めての、茶道具を沢山見せて頂きました。

 

IMG_20181020_150125いよいよ最後の目的地、明々庵に徒歩で向かう。

田部美術館からは徒歩圏内だったので、昼食も取れている事だし、安心して、向かえました。

ここでのお茶会は、チケット申し込み時には既に完売で参加は無理だったので、庵も見学不可かも、という思いで足を運んでみましたが、見学OK。

ここまで、歩いて来たかいがあった。

日の当たるなか、報われた瞬間でした。

 

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IMG_20181020_150958不昧公没後150年に当たって、使われていた茶室が、この地に移されたそうです。

このローケーションの中、お抹茶を一服頂き、

記念に、「明々庵」のロゴ入り茶杓を購入してきました。

 

 

 

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何とか時間もありそうなので、又、徒歩で松江城の天守閣まで向かいました。

お城は、時間が残れば、という思いだったのですが、今日は、快晴の中、予定通り全て回る事が出来て、有意義な楽しい一日でした。

お城からは松江駅まで、さすがにタクシーに乗れることが出来て、一安心。

色々な場面で色々な方にお尋ねしながら、二人の旅は、成功しました。

タクシーが拾いにくい、という事は分かりましたが、松江の皆さま、お世話になりました。

いい思い出が出来ました。

有難うございました。

 

 

 

 

 

 

 

茶道稽古 10月(2回目)

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軸   【東籬佳秋色】

花   浜菊 上臈ほととぎす ほととぎす 藤袴 水引草

稽古  貴人清次濃茶点前 初炭 入子点 大円草

IMG_20181014_122200昨日、夕方いつも通り、犬の散歩をしていたら、秋の七草の一つ【藤袴】を
見つけました。
近くで、畑仕事をされていた方に断って、1本頂いてきました。
以前、育てていた時期もあったからか、久しぶりに見付けた藤袴が、とても
懐かしく感じられ嬉しく思いました。
畑で育てていらっしゃるわけではないようで、自生していたのか、少し
貧弱ではありましたが、根付きで頂けたので、
帰宅後早速、鉢に植えました。

IMG_20181014_160541稽古は、午前は、前回に引き続き、
中置五行棚を使っての貴人清次点と、更好棚を使っての入子点を中心に行いました。

時々、着物で来て下さる方がある
のですが、今日は、井村さんでした。
単の着物を綺麗に着こなして、お点前も花が咲いたようです。

午後は、清水さんの奥伝【大円草】
でした。
難しいお点前ですが、一生懸命にお稽古される姿に感服です。

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お菓子は、山苞(栗と銀杏)でした。

綺麗すぎて、菓子きりを入れる事のがもったいないくらいでした。